オルガニストの飯沼彩さんのお宅に、
遠い海の向こうからはるばるオルガンがやってきたので、
さっそく見せてもらうことに。
じゃーん

パイプの数は約260本。
2段鍵盤+ペダル、4ストップつまり4つの音色を備えています。
南ドイツWeber社製のこの楽器、
現地の工房で制作、組み立て、微調整の後、一旦解体します。
楽器の下の部分、天井の部分、パイプ部分の3つに分けて丁寧に梱包した後、
飛行機で日本に運びます。
成田から運送会社のトラックで運ばれてきたオルガンは、
彩さんのご主人英樹さんを含む男性5人で、自宅のリビングに運び込みます。
ところが土台の部分が大きすぎて、梱包したままだと玄関を通れないことが発覚。
外で梱包をほどいてから運びました。
彩さん「ぶつけたり落としちゃったりして、壊れちゃったらどうしようと思った」
英樹さん「むちゃむちゃ重かった」
えらいこっちゃです。
その後ドイツからオルガンビルダーが来日、再び組み立て、整音、調律をしました。
このオルガンは、タンスのように扉を閉めることができます。
閉めると少し音が遠くから聞こえてきます。

さらに天井には開閉できるスゥェルシャッターがついていて、
シャッターを開けると音が大きく、閉めると小さくなる仕組みになっています。
シャッターの開閉は、足元のペダルで操作します。

ロマン派の時代に、大きなオルガンが作られるようになって、
こういう便利な機能が開発されました。
ストップを増減しなくても、つまり音色を変えなくても
スゥェルシャッターの開け閉めで、微妙なクレッシェンド、デクレッシェンドが
できるようになったのです。
小さなオルガンにスウェルシャッターがついているのは珍しいのですが、
ロマン派以降の曲を練習するためには、かかせないものです。
木でできたパイプもあります。

ちなみにこの楽器、英樹さんから彩さんにプレゼントされたもの。

「2006年9月23日結婚の記念に 英樹から彩へ」と書いてあります。
ひゃー羨ましすぎる...
私がオルガンを弾いているすぐ後ろは、リビングとキッチン。
不思議な気分になります。

夜は、なぜか玄関先でバーベキューをすることに。

すぐそこに山手線が走っている音が聞こえます。
なんだかシュールな世界。
また紀伊国屋のおいしいやきそばが食べたいなぁ。
オルガンも弾きたいなぁ。
あ、順番が逆でした。




コメントする