2008年7月アーカイブ

海の日に赤坂のサントリーホールで、オーケストラの一員として
「小田原少年少女合唱隊45周年記念演奏会」に出演した。
オーケストラは神奈川フィルハーモニー管弦楽団。
指揮は現田茂夫さん。


川口リリアホールで数年前から、
ある看護専門学校の戴帽式の演奏をしている。

オルガンはコンサートだけではなく、こういう式典で使われることもしばしば。

音をきっかけに何かが始まったり終わったり、
オルガンが軸になって式が動いていくので、いつもとは違う神経を使う。

この式は看護学生にとってある意味では、
入学式や卒業式より大切なもののようだ。
客席にはご家族や卒業生もお祝いに来ている。
看護師の卵たちは緊張した表情に見えるが、
身体全部がキラキラと光っているように見える。

そんな人生の大事なシーンに、音の記憶はずっとついてまわるような気がする。
そのことを思いどうか立派な看護師になってね、と願いながら弾く。

学生さんたちによる合唱のリハーサル風景
戴帽式リハ_1691.jpg

これは本番中
演奏台についている鏡をこっそり撮影。
会場は真っ暗。
キャンドルの灯りのみ。
これじゃあなんだかわからない?
ただいま本番中_1696_2.jpg
知り合いの自動車修理工場で飼われている鳩、ピッピちゃん。
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『あたしお父さん大好きだから、呼ばれたらいつでも肩の上に乗りに行っちゃうの。』

『毛並みがつやつやで綺麗でしょ?
工場で遊んでいて、オイルまみれになってもへっちゃら。
お父さんがママレモンで洗ってくれるのよ。』
(おいおい、大丈夫か?)


これはお土産に頂いた、浅草名物人形焼きの鳩。
焼きたてはよりいっそう美味です。

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福井さんの結婚パーティーの引き出物。
開けてびっくり、こりゃめで鯛!
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ご実家がある富山県名物のかまぼこです。
彼いわく富山には「ふたりの鯛ランド」といういかしたネーミングのお店まであるそうです。
まだ一度も訪れたことがない富山県、断然興味がわいてきました。


さらにこんな告白まで。
「そんな土地柄ですから、縁起物だけでなく普段から小田原のひとよりも大量にかまぼこを食べています。
富山のひとの体の半分は、かまぼこで出来ています。
かまぼこ人間です。」

ふーむ。

やっぱりな。
ただものではないと思ってたよ。
東横線祐天寺のホーム。
この景色、すきだなぁ。
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ここは吉祥寺ハモニカ横丁にあるバールの屋上テラス席。
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狭い路地にごちゃごちゃといろんなお店が密集している。
隣のトタン屋根の上から猫が遊びにやってきたりして、楽しい。



横浜で見た夕焼け。
ピアノを教えている小学生と、あれこれ話しながら歩いている途中で見つけた。
あまりにきれいだったので、少しの間2人でそこでじっとしていた。
横浜の夕焼け_1742_small.jpg 

この小学生にはやられっぱなし。
「先生はお仕事はなぁに?」
「オルガンを弾いているんだよ。それからこうやってレッスンしたり、いろいろ。」
「えっ、これもお仕事なの?遊びに来てるんじゃないの?」
まぁ、どちらかというとわたしが遊んでいただいているんですけどね。


ある日、バッハについて熱く語っていたら、
「バッハって江戸時代の人?」
「う、うん...たぶんね、ちょ、ちょっと待ってて」

慌てて携帯のインターネットで検索。

「やっぱり江戸時代だったよ」

便利な世の中で助かった。

「先生日本史は苦手なの?」
...日本史だけじゃなく、算数もね。

祝!第30回記念コンサート


2006年1月からはじめた毎月恒例のこのコンサートは、
6月で第30回を迎えました。

これまでほとんど雨知らずのランチタイムコンサート。
今回も梅雨の中、ぴかぴかの晴天です。

そして我々の心配をよそに、いらして下さったお客様はなんと
850人!
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立ち見のお客様、ごめんなさい!
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こんなかわいいお客さんもいますよ。
こどもからお年寄りまで様々な人が集うところ、
それがお寺ならではの良いところ。
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まずは豊原大成輪番のご挨拶から。
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「昔は『しゃもじで耳の穴をかっぽじって聴きなさい
』と言ったものです。
どうぞ皆さん今日はよぉく音楽をお聴きになって下さい」。

ご輪番、しゃ、しゃもじですか?
ものすごく痛いような気が...

続いて我らが正オルガニスト、伊藤繁さんのご挨拶。
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さすが気配りの伊藤先生!
「この日を迎えられたのも、築地本願寺の多くのスタッフの皆さん
のおかげです。
どうぞ皆さん大きな拍手をいただけますでしょうか?」
会場は拍手でいっぱい。
わたしたちも一緒に感謝の気持ちを込めて、拍手。

スタッフ、伝道学事部の神田さん。
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同じく成田さん。
今回完璧なアシスタントをして下さいました。
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伊藤先生は、今回はオルガンのオリジナルではない、
皆さん誰でもよくご存じの曲をテーマに演奏されました。
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オープニング「オペラ座の怪人」が本堂中に響き渡ります。
続いて静かなヘンデルのラルゴ、
終曲の「アニー・ローリー」は途中でグリッサンドも入る、
お洒落なジャズアレンジで。

私は横でアシスタントをしていたのですが、
「アニー・ローリーの最後の数小節は自分でストップを入れられる
から、
あなたはスッと出て裏からまわって、演奏の準備に行っていいから
ね」
やっぱりいつも優しい伊藤先生です。

クライマックスのところでそぉっと演奏台を離れて
のんびり歩いてましたが、
途中で「あれ?もう拍手が起こってるよ。」
......
そこから猛ダッシュ。
久しぶりに本気で走りました。
ホットヨガで体力付けておいて良かったよ。
上着を脱ぎ捨て、裏から正面に回ってあがる息を押さえながら、
皆様にご挨拶です。

私はブログでもお馴染み!横笛の西川浩平さんと一緒に演奏しまし
た。
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帯のところに刀のようにさしてあるのが、4本の横笛。
なんだか決まってますね。
ずるいよ、西川さん。

はじめに横笛ソロを即興で数分吹いてもらいました。
本堂は一気に静まり返ります。
西川さんの笛は、相変わらず一瞬で人を惹きつけます。
身震いがしました。

そこから間髪入れずに、バッハの管弦楽組曲の中から有名なポロネ
ーズを
2人で演奏しました。
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続いてフランス近代の作曲家ヴィエルヌの「子守歌」に、
西川さんが即興で能管を吹いて下さいました。
この能管、歌舞伎ではお化けが出てくる時に使う、
「ひゅるるる~~」というあの怖い音。
あえて不安定に作られたという能管の音が
絶妙なタイミングでところどころにちりばめられて、
異空間に入り込んだよう。

3曲目はオルガンソロで、ドイツバロック時代の作曲家ケルルのバ
ッターリャを。
トランペットのファンファーレや、太鼓の音、
馬の足音などを再現したにぎやかな曲です。
途中で西川さんに水笛を吹いてもらって、鳥のさえずりも聞こえて
きました。
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そして最後に2人でホルストのジュピターを演奏しました。
横笛のジュピターは、どこかノスタルジックな香りがします。

最後は副オルガニスト、山本久美子さんと楽友会(合唱
)の演奏です。

まずは山本さんのソロ、バッハのオルガンコンチェルト・ト長調。
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この曲はダブルペダル、つまり右足で高音部を、
左足で低音部の旋律を弾くという超絶技巧を駆使したもの!
お客さまからは足もとが見えなかったのが、残念です。
軽やかで、キラキラとしたバッハを聴かせて下さいました。

そして、楽友会登場。
みなさんじつに生き生きと嬉しそうに歌っていますね。
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仏教賛歌「芬陀利華」「咲き匂う」を2曲続けて。
ハーモニーがきれいです。
「芬陀利華」この難しい漢字「ふんだりけ」と読むそうです。
作曲者は赤とんぼで知られる山田耕筰。

このコンサートの最後の曲は「千の風になって」。
指揮者の酒井さん
「オルガンの伴奏でこの曲を歌えるなんてそうないですから、
どうぞ皆さんもご一緒に!」

ランチタイムコンサートが始まって、はや2年半。
たくさんの素晴らしいオルガニストの方に弾いて頂いて、
お客様もたくさんいらして下さるようになって、
すこしずつ変化しながら30回を迎えることが出来ました。

毎月続けていくことは大変ですが、
さあこれからもがんばろう、築地本願寺ならではのいいコンサート
を作っていこう、という気持ちになった、うれしいうれしい節目の日でした。

みなさま今後とも築地本願寺ランチタイムコンサートを
応援して下さい!
どうぞよろしくお願いします。

7月、8月、9月のチラシが出来上がりました。
広報企画課の平井さんに超カッコイイ!ものを作ってもらいました。
詳しくはこちら
平井さんは4月には僧侶として声明でランチタイムに出演してくれ
たお坊さんです。
すでにチラシを目にしたあちこちのオルガニストから、
「カッコイイね!今回はデザイナーに頼んだの?」
と大好評です。
ドーナツひとつのお礼で作ってくれました。
ありがとね。平井さん。

それから今回は福井さんが写真を撮りながら、映像も同時に撮って

すてきなダイジェスト版に仕上げてくれました。
感謝です!

なお映像は固定のカメラで撮ったため、残念ながら西川さんの姿が
映っていません。
ごめんなさい。
動画はこちら
コンサートの本番があると、音を決めたり、練習が忙しかったりで
なかなか写真をとる時間と、気持ちの余裕がありません。
かろうじて数枚撮った写真で、最近演奏したあちこちの様子をちょっとずつ。

北区王子にある、北とぴあでは毎月第4日曜日15時から、
「北とぴあ・パイプオルガン演奏会」(入場無料!が行われています。

オルガンはふくしかんと同じ、町田に工房のあるマナ・オルゲルバウ1990年製作
北とぴ�.jpg
このオルガンは土台が可動式になっていて、普段は隅のほうによせてあります。
オルガンを使う時だけ、ずるずるとひっぱって、中央に引き出してくるのです。

なぜこんな仕掛けになっているかというと、
ここはホールではなく、吹き抜けのエントランス・スペース。
普段は北とぴあの様々な施設を利用する人、
地下鉄南北線に繋がる通路を利用する人などの通り道です。
コンサートのある時だけ、イスを並べて臨時のステージをつくります。

こちらは地下鉄末広町から歩いてすぐの神田キリスト教会
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後ろを振り向いて見上げてみると、バルコニーにはやっぱり...

オランダ・ライル兄弟社1997年制作
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楽器の練習場所がなく困っていたもう何年も前から、
毎週1回この楽器で練習させてもらっています。

5月のある週末、この神田キリスト教会で、
今年で6回目になるという、「死者と残された者のためのレクイエム」に出演しました。

主催されているのはこの教会の会員で、ソプラノ歌手の高柳章江さん。
亡くなったご主人を偲ぶために始めたこのコンサートは今年で6回目になります。

前半は「嘆き・悲しみ」後半は、「癒し・喜び」の音楽で構成されます。
プログラムは歌とオルガンソロを交互に。
つまり伴奏・オルガンソロと、1時間ちょっと、ノンストップでフル出場!
その主旨を考えると、緊張が走ります。
いらしたお客様が、癒されるどころか...なんてことになったらどうしよう。

はじめに高柳さんから歌の曲目をいただいて、
その後で私が調性や、曲の内容を考えた上で
オルガンソロの曲を歌の間に組み込んで行きます。
この作業はなかなか面白かった。
コンセプトのはっきりしたコンサートは、ある程度の制約があるものの、
求められている音楽を考えながら、その中で自分の色をどう出すか
を考えるのが楽しいところです。

プログラムにはこんなことが書かれています。

「今日は、音楽を聴きながら考えごとをしたり、思い出にふけったりして、
思い思いにおくつろぎください」

この日は色とりどりのキャンドルホルダーに入ったろうそくが飾られて、
ゆらゆらと美しい火を灯していました。

ああ、なんで写真を撮らなかったんだろう。

静かで素敵な午後のコンサートでした。

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「築地本願寺」
パイプオルガンを持つ不思議なお寺。
「柳澤文子の日常会話 」
オルガニスト柳澤文子さんによる日々のブログ
「イタリヤ山小屋日記」
オルガニスト吉田愛さんによる日々のブログ。

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築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。

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