2009年6月アーカイブ

5月から7月末にかけて、演奏の仕事がいくつか続いていて、
緊張感たっぷりの日々のこのごろ。

まずは5月9日東京インターナショナルシンガーズのチャリティコンサートで、
ドヴォルザークのミサ曲ニ長調を演奏したときのお話。
この曲はハーモニーが独特でとても美しい。
オルガンのみの伴奏で、80ページもある大曲だ。
1ヶ月近く、かなり真顔で練習。

会場の大田区民ホール・アプリコにはオルガンが設置されていないため、
電子オルガンを借りて本番にのぞむ。

右側にあるのがオルガン。
左右の黒いスピーカーは、合唱団の方々に聞こえるように。
客席によく聞こえるように、ホールの両側にはめ込まれている
大型のスピーカーにつないでもらう。
弾いているわたしに聞こえないと困るので、
私の足下にもひとつ、モニター用のスピーカーを設置。
大掛かりです。
配線とか、出力、入力とかいう言葉を聞くだけで固まってしまうわたしに、
ものすごく親切にしてくださったホールの音響さん、
あなたのうしろに光すら見えました。お世話になりました。
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ローランドのご好意で貸してくださったロジャースオルガン。
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透明の譜面台。便利でしょ。
指揮者がよく見えます。
楽譜を右側に寄せて置いたら
身体を左に傾けたへんな格好で弾いてたみたいで、
終わったらいつになくあちこちが痛い。
そっか、自分の身体じゃなくてオルガンを傾ければ良かったんだ。
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合唱団の創設者で、指揮者のマルセル・レスペランス氏の奥様でもあるキャロルさんが
この「癌研究会チャリティコンサート」を企画された。
しかし悲しいことにコンサートのわずか3週間前に亡くなられた。

丁寧に、大切に写真にお花を飾る団員のみなさん。
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美しい人です。
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多摩の圧倒的な新緑の坂道を上って
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素敵なキャンパスを抜けると
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気持ちのよい光に包まれたチャペルに到着。
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オランダ・ライル兄弟社2002年製作
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美しいのは見た目だけではない。
毎週練習に通っている神田キリスト教会と同じ工房の楽器で、
規模もストップの種類も極めて似ているのに、
出て来る音はまた違った性格なのがとても不思議。
人間でも、兄弟で全く性格違ったりするか。

このチャペルは信じられないくらい音が良く響くように作られているので、
その響きとオルガンの暖かみのある丸い音をたっぷり浴びて
いつまでも練習していたいなあ、とつくづく幸せな気持ちになった。
これぞオルガン浴。


演奏台
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こちらのオルガニストの関本恵美子さんは、
本当に細やかに気を配ってもてなしてくださる方。
コーヒー一杯も魔法のように美味しく入れて下さる。
見習わなくっちゃ。
そしてこのお弁当がすご〜く美味でした。
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あーたまらなくおなか空いてきた。

珍しく雨模様の5月末。
雨の築地もなかなか風流ですな。
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そんななか今日も続々とたくさんの方が集まってきた。
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5月は長崎活水学院のオルガニストで、
東京芸術大学でも後進の指導にあたられている
椎名雄一郎さんが来てくださった。
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椎名さんは、この内陣に興味深々。
コンサート直前に、
「わぁああ、すごいね」ときょろきょろあちこちを見まわしていた。
「残念ながらわたしたちははここには入れないの。」
と言うとかなりがっかりされた様子。

実はここのオルガンのメインの電源は、この内陣の裏側にある(らしい)。
楽器を弾く時は、いつもお坊さんに頼んで電源を入れてもらうことになっている。
入れない、と思うとよけい見たいのよね。

椎名さんは東京と長崎を行ったり来たり、という多忙な生活を送られているわけだが、
東京のお住まいは私の自宅近くにある。
朝駅に向かって自転車でダッシュしていると、バッタリ!ということもある。
わたしが「わ〜久しぶり!」なんて興奮して挨拶しても、
この方は、まったく驚くこともなく悠然と構えている。

椎名さんは現在7年の歳月をかけて行われるバッハの全曲演奏会の真っ最中。
そんなバッハの名手が、今回は「たりら〜ん」で始まる、
あの有名なバッハのトッカータニ短調を弾いて下さった。

この曲が始まった瞬間に聴かれていた方々の背筋がピンと伸びるのを後ろから発見。
やはりみなさんお好きなのです。

椎名さんの身体から湧き出るのは全く迷いがない、揺るぎない音。
聴いている皆さんの背中が喜んでいる感じが伝わって来る。
続いては何年も忘れ去られていたバッハの作品をを再び世に知らしめた、
というメンデルスゾーンの作ったソナタ。

オルガンもこの響きを喜んでいる。

熱演の模様はこうしてモニターに映し出される。
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外の風や雨が入らないように。
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入り口の案内。
外国から来た方のために英語の案内も掲示されている。
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終演後に声をかけてくださったのは、教会の礼拝でオルガンを弾くという
スコットランドからいらしたご夫婦。
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近頃オルガンの説明会を開くと、前よりもより大勢の方が聞いて下さる。
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今日のお昼はごちそう海鮮丼。
見よ、このボリュームを。
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そしてこの笑顔。
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最後は伝道学事部の女子ふたりのはじける笑顔で。
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6月のランチタイムコンサートは、明日26日(金)12:20から
築地本願寺のご近所、聖路加国際病院礼拝堂オルガニストであり、
また神戸国際大学オルガニストもなさっている伊藤純子さんにおいでいただきます。
プログラムは、実際に本堂にいらしてオルガンと空間に
じっくりと耳を傾けて考えて下さいました。
16〜17世紀にかけての音楽と、20世紀の音楽で構成されています。
古い時代の作品と20世紀に作られたもののあいだには時代の隔たりが大きくありますが、
どの曲も本堂の雰囲気にぴったりと合うのが不思議。
そのオルガン、その会場に合ったプログラムを考えるのも
演奏家の腕の見せどころですから、これは楽しみですね。
このランチタイムコンサートにあたってとても素敵な文章を寄せて下さいました。
読んでいただければ伊藤さんがどんな演奏をなさるのかが
すぐにわかるはずです。

【演奏曲目】 
G.フレスコバルディ  トッカータ第5番
C.トゥルヌミール   「神秘的オルガン」OP.56より
作者不詳(16C英国)   ラミレの上に
伊藤 完夫      オルガン曲集より
山田 耕筰      讃仏
G.ボヴェ       「暁の星は如何に美しきかな」
D.ツィッポリ     エレバツィオーネ
            オッフェルトリオ

築地本願寺は私にとりまして、常に近さを感じる存在でした。
ひとつにはご近所の聖路加国際病院礼拝堂と長らくご縁があること、
そしてもうひとつには、幼少期より教会や礼拝堂が身近であった私には、
「歴史的建造物で、なお且つ霊的な重量感たっぷりの、お香の香に包まれる空間」が、
何故か非常に懐かしく、そして心地よく感じられたのでした。
教義などは皆目無知でありながら極めて身勝手な感想ではありますが、
宗教の種類を超えた何かが、心をふわっと包み込んでくれるのだと思います。
この度憧れの本願寺で、初めてオルガンを弾かせていただいたとき、
もうひとつ、私にとって身近である事柄を発見しました。
それは、私が長年勤務しておりました立教大学の、新座キャンパスの方のチャペルの
オルガンと、非常に良く似ているという発見です。
もちろん楽器の制作会社が同一であることは知っておりましたが、
何とも柔らかく、人の心のヒダに沿うようなデリケートさ、
そして高音のピッチを混ぜたときの爽やかさ、
音が空間から飛んでくるような感覚など、醸し出す雰囲気がそっくりでした。
以上の体験から、私なりにこの空間や響きに心を傾けてみましたところ、
思いがけず、イタリアやフランスなどのカトリック文化圏の音楽が、
しっくりと来るように感じられました。
この別世界の空間に包まれて、別世界で作られた音楽を、
今現在に生きているひとりの人間として、ご一緒に楽しむことができましたら、
大変幸せに思います。 伊藤 純子


3月の終わりから4月のなかばにかけて、今年もヨーロッパを旅してきた。

今回はフランスのアルザス地方〜南ドイツのシュトゥットガルト〜
イタリアとオーストリアの国境近くのヴィーセン〜
北イタリアのドロミテ地方まで
その様子を少しずつ、ゆっくり書いていきます。

よかったらおつきあいください。


最初に降り立ったのはフランス・アルザス地方のストラスブール。
これ、駅の入り口。オサレです。
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中に入るとこんな風。
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同じ駅でも北口は昔ながらの古いつくり。
こっちのほうが好きかも。
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古くて温もりのある感じ。
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天井の模様がすてき。
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このステンドグラスもいいでしょ。
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これから電車に揺られて30分。
コルマールに向かいます。

         礼子さんちのフィガロ君、どんどん成長しています。

              お気に入り、勇者のポーズ。
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おもちゃで遊ぶ。






















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目にも止まらぬ早業でダッシュ&...






















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イン!どんな格好よ?

















今のマイブームは干してあるシーツの上にダイブ。
顔はどこに?
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そしてこのうっとりした表情。ちょっとこわい。
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思いっきりやられてます。
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ご主人、潤さんのかわいがりかたも負けていない。
こんなに立派なカメラまで買ってきちゃったもんね。
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この家は、食事中も猫が覗いてる。
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そして高いところからも視線が...。
そんなに見ないで。食べられないよ。
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食後は猫の好きなこれ。
ちっちゃーい。
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築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。

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