このごろの演奏会の模様・その3

| | コメント(4) | トラックバック(0)
まずはみなとみらいホールで行われた
神奈川フィルハーモニーの定期演奏会の模様。
今回私が弾いたのは、
モーツァルトの有名なモテット「踊れ、喜べ、汝幸いな魂よ」
ソリストは今をときめくソプラノ歌手、森麻季さん。
指揮はウィーンの若手指揮者サッシャ・ゲッツェル氏。

通称「神奈フィル」のリハーサルは、このオーケストラの練習場でもある
保土ヶ谷公園の一角のアートホールで行われる。
緑多き気持ちのよいところ。
IMG_3861.jpg


















公園内。
野球場も併設されていて、甲子園の予選で熱い声援が聞こえてくることも。
青春ですな。
IMG_3864.jpg


















本番当日、みなとみらいホールでのリハーサルの模様。
練習中のゲッツェル氏は踊ったり、飛び跳ねたりとにかくエネルギッシュ。
もともとヴァイオリン奏者だった彼は、
演奏の具体的な方法についてどう身体をつかうか、どう拍を感じるかなど
身体を動かしながら、時には楽器を使って示してくれる。
ものすごく勉強になります。
IMG_3865.jpg


















久しぶり!ルーシー。
IMG_3869.jpg


















今回はルーシーではなく、
草刈オルガン工房製作のポジティフオルガンを使用した。
柔らかい音で、なおかつオーケストラの音に埋もれず
しっかり全体を支える、とても魅力的な楽器。
良い楽器を弾ける喜びは、何にも代え難い。
IMG_3870.jpg


















繊細な鍵盤のタッチも好きな感じ。
IMG_3873.jpg


















他の曲の時は、ホールの隅っこでじっと待機。
ちょっと寂しそう。
IMG_3867.jpg


















いよいよ出番がきたぞ。
IMG_3868.jpg


















ポジティフオルガンのいつもの定位置は
コントラバスの横か後ろあたり。
今回はゲッツェル氏の意向により、
ご覧の通りオルガンは指揮台の真ん前に置かれた。
後ろを向いて演奏することの多いオルガニスト、
客席の方を向いて演奏するのはただでさえ緊張するのに、
よりによって真っ正面。

助けて...逃げたい。

お面かぶっていいですか。

指揮者の汗まで飛んで来る、臨場感たっぷりの位置。
それにしてもソプラノの森さんは、立っているだけで美しい。
迷いの全くない、音のひとつひとつ
隅々まで魂が行き渡った演奏は鳥肌ものだった。

ソリストと指揮者、それから
ぴったり息を合わせなければならない
チェリストもすぐそこにいるので
実際にはコンタクトがとりやすく演奏するのにはとても良かった。

ホールの照明、品田さん。
いつもは舞台上に出てくることがめったにないこの方、
今日はやけによく会うぞ。
ん?正装していつもと様子も違う。
この春から舞台監督としてもデビューしたそうだ。
かわいらしくポーズ。
IMG_3874.jpg






















お次は横須賀芸術劇場開館15周年記念演奏会で
ベートーヴェンのミサ・ソレムニスを演奏した時の様子。
演奏時間1時間15分を超える大曲。
ステージ上のオルガンから客席を見た図。
IMG_3902.jpg


















客席に上がって横から撮ってみた図。
IMG_3901.jpg


















神奈フィルと横須賀芸術劇場少年少女合唱団。
指揮は小松一彦氏
IMG_3900.jpg


















このホールにはオルガンがないので、電子オルガンを持ち込んで。
IMG_3905.jpg


















オーケストラ、合唱団音量のバランスがなかなか難しく、
おおきなスピーカーがいくつも配置された。
IMG_3904.jpg


















リハーサル中、自分の弾く音が聞こえなくて
「モニター用の小さいスピーカーを置いて下さい。」とお願いしたら、
こんな立派なものを私の背中にズラッと並べて下さった。
す、す、すみません。

透明な譜面台を通して指揮を見る。
IMG_3896.jpg


















横須賀は海の街。
風の匂いも空の色も違う気がする。    
Image4321.jpg






めったに乗る機会のない京急。
なんだか懐かしい電車。
Image4291.jpg























Image431.jpg
こどものころ父親に
「口の両側に指をつっこんで
かなざわぶんこって言ってみろ」
と言われて、げらげら笑いながら
なんども繰り返して遊んでいた。
われながらアホアホ親子...
あのかなざわぶんこが地名だと知ったのは、
かなり大きくなってから。


トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: このごろの演奏会の模様・その3

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://bouz-collection.sakura.ne.jp/MT/mt-tb.cgi/672

コメント(4)

「かなざわうんこ」ですか?

ここにルーシーのショットがありましたね。8月26日には1ドルコンサートありましたが、椎名雄一郎さん演奏の1曲目の途中で、パイプの音が鳴り止まないアクシデントがありました。どらさんの迅速な対応のおかげで椎名さんのプログラムは中止にならずに進んだことを思い返してしまいました。
オルガニストは後ろ向きの演奏が多いので、観客の正面に向かって弾くところを観るのは観客の立場からすると、とってもうれしいんです。当人は報告している通り、やっぱり緊張しますよね。
ayakoさんやhirokoさんのお面をかぶって演奏したらいかがですか?
誰の顔のお面で演奏したら、この緊張感が取れて上手く弾けるんだろう?
わかった!!子供の頃の父親の顔のお面でかぶったらいかがですか?
きっと、観客から笑いの渦に埋もれることでしょう・・・
全く無責任でひどいこと言っていましたね、ごめんなさい。
とにかく、minecoさんの心の奥に持っているものを、新鮮に、正直に、表現していれば、万事は上手くいきますよ。

オルガン探検家さま
文字にすると身もふたもないじゃないですか…

Tsuyoshi Onoさま
さすがどらさんですね!うちの子もどらさんにはすっかりお世話になっています。みなとみらいのように本番中も技術者が立ち会って下さっていると、ものすごく心強いですね。アメリカにはルーシーの制作者を訪ねて行ったので、在米中にトラブルをうかがいました。オルガンは多かれ少なかれアクシデントがつきものなので、聞いている方にはその辺りも含めて楽しんでいただければなあ、と思います。

コメントする

Mineco-Link

「築地本願寺」
パイプオルガンを持つ不思議なお寺。
「柳澤文子の日常会話 」
オルガニスト柳澤文子さんによる日々のブログ
「イタリヤ山小屋日記」
オルガニスト吉田愛さんによる日々のブログ。

月別カテゴリアーカイブ

縁起メルマガ

メルマガ登録・解除

*メールアドレスを入力


読者登録規約

築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。

アイテム

  • IMG_1933.jpg
  • IMG_1945.jpg
  • IMG_5102.jpg
  • IMG_5104.jpg
  • IMG_1948.jpg
  • IMG_5161.jpg
  • IMG_0033.JPG.jpeg
  • IMG_0032.JPG.jpeg
  • IMG_0001-1.JPG.jpeg
  • IMG_2933.jpg