2009年10月アーカイブ

コンサート前はいっぱいいっぱいで
いつも終了後にご報告として記事を書くことしかできませんでしたが、
あちこちでブログにコンサート情報を載せないの?と聞かれていて、
さて?どのように掲載したら良いかなあと、しばらく考えていました。

やってみたら案外簡単でした。
すみません、時間が長くかかってしまって。
画面左側の月別カテゴリアーカイブの、コンサート情報から
見られるようになっています。
今後も随時更新するつもりです。
よろしくお願いします!



◇12月11日(金)11:30(0歳から聴けるオルガンコンサート)
         14:30(昼下がりに楽しむオルガンコンサート)
        <プログラム>.htm

◇12月19日(土)14:00 武蔵野大学 雪頂講堂 パイプオルガン・コンサート
            入場無料(要申し込み)
            お問い合わせ:武蔵野大学音楽研究室042-468-3176
                                       プログラム.htm
         


お彼岸真っ最中の9月のランチタイムコンサートは
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神田キリスト教会のオルガニスト、和田純子さんが演奏にいらして下さった。
いつもはチャーミングな笑顔が素敵な女性ですが、
今回はあえて颯爽と歩くこの写真をチョイス!
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バッハの超!有名どころ、トッカータニ短調と小フーガ
そして、メンデルスゾーンのソナタなど
大変に集中力のある熱演をして下さった。
特に今年が生誕200年記念のメンデルスゾーンの演奏は、
本当にすばらしかった。
このコンサート担当、本願寺の石川さんも
終演後、興奮気味に感激した様子を語って下さった。

実はわたしはこれまであまりメンデルスゾーンが好きではなかったが、
和田さんの演奏でしみじみとその良さを味わった気がする。
記念イヤーはもう終わってしまうが、改めて勉強してみようかなあ、
という気になっている。

和田さんはとても博学で、オルガンのことを聞くと
本当になんでも答えて下さる。
これまで和田さんが通訳をされた講習会に、ずいぶん参加した。
そんな彼女の演奏は、
内声が実にはっきり聴こえてくるのだ。
頭の中に音楽の構築がしっかりと描かれているんだろうなあ。
私ももっと勉強しなくっちゃな。


お彼岸中は本堂内陣のお荘厳(しょうごん、つまりお飾りのこと)が
普段とはちがって、とてもきらびやか。
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美しい布(「うちしき」と呼ぶそうです。)
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ひとつひとつ手作りのオーダーメイド。
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ドレスにしたらものすごくきれいだろうなあ...だめ?
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アップで。
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以上の情報提供は、このコンサートで写真を撮って下さる、
毎度おなじみ、本願寺の福井さんでした。
ところでこの福井さんに女の子が誕生。
こんな嬉しいお知らせが舞い込んだ。

「9月27日我が家に女児が誕生しました。
2740グラム、実に大きな泣き声の元気な女の子です。
環(たまき)と名付けることにします。」

心よりおめでとう!

そんな福井さん撮影の数々の写真の中でも、今月のお気に入りはこれ。
伝道学事部上杉さんが演奏中も丁寧にお客様をご案内中。
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ところで伝道学事部内でオルガンのことを一手に引き受けてくれていた
成田さやかさん(右)も、出産されるためしばらくお休みに。
寂しくなるけれど、
これからは、大内志乃さん(左)がバトンタッチ。
私たちで留守は預かった!
安心して元気な赤ちゃんを産んでね。
築地本願寺、おめでた続きです。

あれっ?ここだけなんで字がこんなに大きいの?
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和田さんの軽井沢のお宅は「ヴィラ・セシリア」という
異国の修道院のようなものすごく素敵なホールにオルガンがある。
和田さん演奏の、ポジティフオルガンでコンサートも行われている。

ちゃっかりおじゃましちゃいました。
素敵でしょ?
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日本とは思えない響きと、美しいポジティフの音にうっとり。
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調度品も素敵。
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      お庭にはバラが咲き乱れている。


















なんとランチタイムコンサートの宣伝もして下さっています。
ありがとうございます!
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さて、次回のランチタイムコンサートは、明日10月30日(金)12時20分。
イタリアよりわが友、吉田愛さんが待望の登場です。お楽しみに。

愛さんよりコメントをいただきました!

日本のお寺でもヨーロッパの教会でも、人の祈りや想いが集まるところには、特別な存在が宿っているような雰囲気を感じますが、そんな中でも築地本願寺は、何か懐かしいような暖かなオーラに満ちていて、いつまでも座っていたいと思う空間のひとつです。

そんな所にあるパイプオルガンを、今回演奏させていただける機会に恵まれて、とても嬉しく思っております。

プログラムには、今私の住んでいるイタリアにちなんだ、作曲家や作品を中心に集めました。イタリアの明るく軽快な音楽が、日本のお寺という空間とどう溶け合っていくのか、今からワクワクしています。

お昼休みの一時、本願寺で皆様と共に過ごせることを楽しみにしております。

プログラム

J.S.バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)

コンチェルト ト長調  BWV592  Concerto G-dur  BWV592

1/ アレグロ・アッサイ Allegro assai

2/ グラーヴェ Grave

3/ プレスト Presto

G.ヴァレーリ Gaetano Valeri (1760-1822)

ソナタ第6番 シチリアーナ Sonata VI (Siciliana)

N.モレッティ Niccolò Moretti (1763-1821)

ソナタ第6番 オッフェルトリオのために Sonata VI ad uso Offertorio

M.ノゼッティ Massimo Nosetti (1960)

日本民謡「さくら」による変奏曲 Variations on a Japanese Folk Tune "Sakura"



今回は今年の始めに日本でコンサートと公開講座のために来日した、

シュトゥットガルト音大のプロフェッサー、ユルゲン・エッスル氏を訪ねてきた。

即興演奏の名手でもある師の講座は、「即興」に苦手意識を持ちがちな

日本のオルガニスト達に、その自由な楽しみ方を教えて下さった。

即興とブクステフーデやムファットなど

ドイツのバロック音楽のたった一日限りのレッスンに、

まだまだ質問したいことが山ほどあった。

知りたいこと、聞きたいことがあるとうずうずして

いてもたってもいられなくなる

わたしのなかの虫が騒ぎだした!

...という訳で、ドイツまでおじゃますることに。

 

前の日までロシアに演奏旅行に出かけていたという

忙しいスケジュールの合間をぬって、時間を作って下さった。

 

さてこの大学のレッスン室にはなんと同室に3つのオルガンが入っている。

全部の楽器を入れて撮影することが出来ず、残念。

まずは2つ。

ユルゲン・アーレント製作の北ドイツ様式のオルガン(左)

イタリアの歴史的な楽器を移築したもの(右)

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そしてイタリアオルガンの隣にはこんなフランス古典様式の楽器がある。

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他にも大学内にはオルガンがいっぱい。

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いったいいくつあるのよ。















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オルガンの楽園。












エッスル氏は

音楽の作り方についてはもちろん、

しげしげと演奏している私を眺めて、

姿勢や弾き方の問題、テクニックにいたるまで

様々なアドヴァイスを下さった。

実は私は過去に交通事故で右側の首を痛めているが、

そのことも一瞬にしてズバリ言い当てた。

ついついそこをかばって無理な姿勢で弾いているのだ。

わたしの長年の悩みのタネでもある、

その問題の対処法についても一緒に実に親身になって考えて下さった。



さらにオサレなオーガニックカフェで

お昼ごはんまでごちそうしてくださった。

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うっしーも合流。









 


ワイン(昼から)と、美味しいランチの後は生クリームたっぷりのデザート付き!

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コルマールからTGVで国境を越えて
南ドイツのシュトゥットガルトへ移動。
音楽大学にやってきた。
近代的な建物。

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裏側から撮った図。

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エントランスロビー。















まずはメンザ(学食)で朝ごはん。

大好きな岩塩付きのプレッツェルが並んでいる。

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悩んだ末これに決定!

でかっ。

ハムは5枚ほどびっしり、

内側にはバターがたっぷり塗ってあります。

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ヨーロッパのバターは

発酵しているので

ほんのり酸っぱくて

独特の香りがする。

日本では高くて

なかなか買えないの...

溶けちゃうから持って

帰ることも出来ないしね。






今回お家に泊めてくれたシュトゥットガルト在住ピアニスト、

うっしーこと牛久保祥子さんが食べた朝ごはんはこれ。

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 うっしーはもうすっかり

ドイツ人化??

朝からこんなでかい

ケーキ食べてます。

師匠と呼ばせていただきます。

何の?

 





つづく

夏のある日、初台にある東京オペラシティ、コンサートホールの
ジャーン
近代的なつくりのホールとオルガン。
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1997年クーン社(スイス)製作
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...ん?ヴィジュアルってなんだ?
こんなコンセプトのコンサート。
「パイプオルガンは通常客席に背を向けての演奏になります。
みなさんは、演奏者がなにやら忙しそうに動いているのを見て、
何をしているのか知りたいと思ったことはありませんか?
このコンサートでは、ストップ操作や足鍵盤の動きなど、
普段見られないパイプオルガンの演奏の様子が、舞台上のスクリーンで
リアルタイムにご覧いただけます。
聴くだけではなく、見て楽しい、これまでとは一味違うオルガンコンサート。
入場は無料です。お気軽にご来場ください。」

演奏中に2台のカメラがこの長椅子の両脇に設置されて、
弾いている手や足や顔を追って映し出す。
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お、恐ろしいことです。
あああぁぁ〜必死で弾いているすごい形相が、公衆の面前にドアップで...
以前お寺のコンサートの取材で撮影があったとき、
伊藤先生が「顔はやめて下さいね、顔だけは。
演奏中、顔にまで責任は持てませんから。」
と何度もおっしゃっていたことを思い出す。

演奏する曲すべての楽譜を事前にホールのスタッフの方にお渡ししておくと、
楽譜をチェックして、時には曲を聴きながら
どこで何を写すか検討するそうだ。
「ここは足鍵盤をいっぱい使うから足を、
ここは鍵盤交代がたくさんあるから手のアップで」という風に。
2人のカメラマンの他にホールの袖には機材が用意してあって、
そこでどのカメラを使うか切り替える監督もスタンバイ。
ふ〜むハイテクです。

「顔、顔、顔に注意しないとね...」とか思っているけれど、
実際演奏が始まるとそんなことは吹っ飛んでしまう。
...で、一体だいじょぶだったんだろうか。
それは謎。

このオルガンは、パイプの真下に演奏者がすっぽり入って弾く、
こんなおもしろいつくりになっている。
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ということはパイプの真下で弾いているときに聞こえてくる音と、
客席で聞こえる音は全くちがう。

いったん作った音色を、録音をとって家に帰って聴きなおしたり、
ホールでだれかにバランスを聴いてもらったり
あるいは弾いてもらって自分が後ろで聴いたり、
と客席、演奏台を行ったり来たりして
何度も音色を作り直すという作業が続く。
だいたいこういうときは、音のことで頭がいっぱいになっているので
注意力散漫になって、いやっ!というほど椅子に足をぶつけたりする。
モモのあたりに大きな痣を作るのが常。
どうかいつか高いバルコニーから落っこちたりしませんように。

この写真で音作りに悩んでいる様子が良くおわかりかと。
ぐちゃ〜っ。
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ここからは番外編。

みなとみらいホール、毎年恒例夏の子供のためのプログラム
「オルガンわくわく大作戦」の一環、
ルーシーとがらくた楽器のコンサートにお手伝いに行った時の模様。
ホールオルガニストの三浦はつみさんと、
あらゆるがらくた楽器を自在に操る
ともともこと山口ともさんのコラボレーション企画。

ステージ上にはいつもは決しておかれないようなにおもしろいものが並んでいた。

灰皿、一斗缶、ゴミ箱、ミネラルウォーターのペットボトル、
ハンドルなど、がらくたでできたドラムセット。
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水道管を並べて作った楽器。卓球のラケットで叩くと
柔らかい不思議な音がする。
ともさん、これで「さくらさくら」を熱演。
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ん?見覚えのある懐かしいものが並んでいるぞ。
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このあずきは、海の「ざば〜ん」という波音がする。
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子供用の傘は、鳥がばっさばっさと飛ぶ不吉な感じの効果音。
極めつけはこの三羽の黄色い鳥。押すと鳴く。
それぞれ微妙に違う声色で。
持った感触が冷たくくたっとしていて、気持ち悪い...
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カラフルなルーシーの音色を余すところなく引き出すはつみさんのオルガンと、
ともさんの天才的な即興演奏に子供達は大興奮。

ともさんから子供達へのアドヴァイスは
「いつもいろんな音を注意深くよく聴いてみて。
いい音、美しい音、おもしろい音がたくさんあるから。」





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「築地本願寺」
パイプオルガンを持つ不思議なお寺。
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オルガニスト柳澤文子さんによる日々のブログ
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オルガニスト吉田愛さんによる日々のブログ。

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築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。

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