2009年10月アーカイブ














日本のお寺でもヨーロッパの教会でも、人の祈りや想いが集まるところには、特別な存在が宿っているような雰囲気を感じますが、そんな中でも築地本願寺は、何か懐かしいような暖かなオーラに満ちていて、いつまでも座っていたいと思う空間のひとつです。
そんな所にあるパイプオルガンを、今回演奏させていただける機会に恵まれて、とても嬉しく思っております。
プログラムには、今私の住んでいるイタリアにちなんだ、作曲家や作品を中心に集めました。イタリアの明るく軽快な音楽が、日本のお寺という空間とどう溶け合っていくのか、今からワクワクしています。
お昼休みの一時、本願寺で皆様と共に過ごせることを楽しみにしております。
J.S.バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)
コンチェルト ト長調 BWV592 Concerto G-dur BWV592
1/ アレグロ・アッサイ Allegro
assai
2/ グラーヴェ Grave
3/ プレスト Presto
G.ヴァレーリ Gaetano Valeri (1760-1822)
ソナタ第6番 シチリアーナ Sonata VI (Siciliana)
N.モレッティ Niccolò Moretti (1763-1821)
ソナタ第6番 オッフェルトリオのために Sonata VI ad uso Offertorio
M.ノゼッティ Massimo Nosetti (1960)
日本民謡「さくら」による変奏曲 Variations on a Japanese Folk Tune "Sakura"
他
今回は今年の始めに日本でコンサートと公開講座のために来日した、
シュトゥットガルト音大のプロフェッサー、ユルゲン・エッスル氏を訪ねてきた。
即興演奏の名手でもある師の講座は、「即興」に苦手意識を持ちがちな
日本のオルガニスト達に、その自由な楽しみ方を教えて下さった。
即興とブクステフーデやムファットなど
ドイツのバロック音楽のたった一日限りのレッスンに、
まだまだ質問したいことが山ほどあった。
知りたいこと、聞きたいことがあるとうずうずして
いてもたってもいられなくなる
わたしのなかの虫が騒ぎだした!
...という訳で、ドイツまでおじゃますることに。
前の日までロシアに演奏旅行に出かけていたという
忙しいスケジュールの合間をぬって、時間を作って下さった。
さてこの大学のレッスン室にはなんと同室に3つのオルガンが入っている。
全部の楽器を入れて撮影することが出来ず、残念。
まずは2つ。
ユルゲン・アーレント製作の北ドイツ様式のオルガン(左)
イタリアの歴史的な楽器を移築したもの(右)

そしてイタリアオルガンの隣にはこんなフランス古典様式の楽器がある。
他にも大学内にはオルガンがいっぱい。



いったいいくつあるのよ。

オルガンの楽園。
エッスル氏は
音楽の作り方についてはもちろん、
しげしげと演奏している私を眺めて、
姿勢や弾き方の問題、テクニックにいたるまで
様々なアドヴァイスを下さった。
実は私は過去に交通事故で右側の首を痛めているが、
そのことも一瞬にしてズバリ言い当てた。
ついついそこをかばって無理な姿勢で弾いているのだ。
わたしの長年の悩みのタネでもある、
その問題の対処法についても一緒に実に親身になって考えて下さった。
さらにオサレなオーガニックカフェで
お昼ごはんまでごちそうしてくださった。

うっしーも合流。
ワイン(昼から)と、美味しいランチの後は生クリームたっぷりのデザート付き!

裏側から撮った図。


エントランスロビー。
まずはメンザ(学食)で朝ごはん。
大好きな岩塩付きのプレッツェルが並んでいる。

悩んだ末これに決定!
でかっ。
ハムは5枚ほどびっしり、
内側にはバターがたっぷり塗ってあります。

ヨーロッパのバターは
発酵しているので
ほんのり酸っぱくて
独特の香りがする。
日本では高くて
なかなか買えないの...
溶けちゃうから持って
帰ることも出来ないしね。
今回お家に泊めてくれたシュトゥットガルト在住ピアニスト、
うっしーこと牛久保祥子さんが食べた朝ごはんはこれ。
朝からこんなでかい
ケーキ食べてます。
師匠と呼ばせていただきます。
何の?
つづく


このコンサートでは、ストップ操作や足鍵盤の動きなど、
聴くだけではなく、見て楽しい、これまでとは一味違うオルガンコンサート。
入場は無料です。お気軽にご来場ください。」









築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。



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