山のオルガンハウスでのくらしはこんな風。








4月初旬とはいえ、まだまだ寒いので
ストーブに薪をくべながらオルガンを弾く。
最初は湿った薪を燃やして、煙をモクモク出して薫製になりかけたりしたが、
一週間の滞在中にすっかり火付け名人に。

この期間、一緒に勉強したクリスティーナは、
ラトビアからやって来たオルガニスト。

同い年の彼女は、
以前ランチタイムコンサートでも
弾いてくれた、友達の原田靖子さんに
良く似ているので、心の中で
ハラヤスコと呼んで、すぐに仲良くなった。
口数がそんなに多いほうではないが、
しっかりして、頼りがいのある、
そして信用できる感じのお姉ちゃんタイプ。
例えば私がお皿を洗っていたら、
さっと来てふいてくれる、とか
散歩に出かけたら、
食後のフルーツを買ってきてくれるとか、
いつもさりげなく、
上手に気を配ってくれる。
ごはんは、みんなでで協力してつくる。
こんなかわいらしいキッチンで。

天然の冷蔵庫

ただいまお食事中。

先生のクリストファーはベジタリアン。
このじゃがいも、うまかったなあ。
彼はぱぱっと、野菜を蒸したり、
ストーブの上で豆を煮たりと、本当に手早く料理する。

彼はなんとお料理に
塩を使わない。
「そのまま、素材の味が
美味しいじゃない。」
と言うけれど...
クリスティーナも
彼の意見に異論なし。
へえ〜ヨーロッパでは
無塩調理法が
流行っているのかしら。
それじゃあ仕方ない、自分の食べる分だけお塩かけて食べよう、
と思ったら、この家には塩すら置いていない...
最初の2日間はチーズの塩気だけで、なんとか乗り切りましたよ。
塩気が足りないと、なんだかふらふらしてくる。
そのうちにだんだん絶えられなくなって、自転車を借りて
町のスーパーまで走って、無事塩をゲット。
お肉はもっぱら滞在先のリープルホフのこんな朝ごはんで補給。
おかげで身体が肉を欲して、震えてきたりするようなことはなかった。

ある日急用が出来て、
クリストファーが出かけた
そのすきに、
「鬼のいぬ間にね...むふふ」
と言いながら、
イタリアの美味しい生ハム、
サラミなどをどっさり
買ってきて、
クリスティーナと2人で
くすくす笑いながらたべた。
ああ、けだものだわ、
わたしたち。

天気のいいお昼は、
バルコニーで。
グラッパなんか飲んで、
この後いい気分で
お昼寝もしちゃったりして。
つづく。




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