良く晴れた、ゴールデンウィーク真っ最中の築地本願寺の境内。
今回はX JAPANのhideさんの13回忌法要で
オルガンを演奏したときのお話です。
どうやら左右にある大画面で中の様子を映し出すらしい。

前日の夜から準備が始まった。

会場設営のスタッフも大勢
この方々が、実にお互いの連携も手際もよく、
さすがプロの集団、という感じだった。

なんだろな?これは

と思っていたら組み立てたものを、
翌朝のお勤めのために一旦解体。
大変な作業です。
次の日リハーサルに行くと、
再組み立てはすでに終わっていて
こんな風に。

黄色い翼のオブジェの中のスクリーン。

hideさんの写真

練習を終えて、外に出てみると境内はすごいことに。
法要に続いて行われる献花式のために並ぶファンのみなさん。
とんでもないところに来ちゃったなあ。

この行列がどこまで続くのか、行ってみた。
正門を出て右に進み

日比谷線築地駅の入り口を通り過ぎると

ばーんと並ぶ警備のための警察車両。
一体ここはどこ?という気持ちになってきた。

警察車両の後ろも、列はまだまだ続く。
5月なのに、午前中から真夏のような太陽が照りつけている。
暑い中ご苦労様です。
この列は隅田川の方まで続いたらしいが、
うっかりしていると法要が始まってしまうので
ここで追跡を断念してお寺へUターン。

この13回忌は、
『hide The 13th Memorial ~Our Pink Spider~』
と名付けられていた。
本堂に戻るとピンク一色に。

お坊さん達もほんのりピンク色のお袈裟を身にまとっている。
何とも言えぬいい色合い。
こんな布で衣装作ったらきれいだろうなあ。

法要の始まりは雅楽を演奏しながら歩くお坊さんたち。
いつも座って演奏しているのでとても新鮮。
我らがオルガン担当のおふたり、石川さんと平井さんは、
篳篥(ひちりき)を吹いています。
その姿勢、音色にも気合いが入っている。
よっ男前!
オルガンのパイプケースの下には、たくさんの報道陣が。
ますますとんでもないところに来ちゃったぞ。

法要中は、左右に設置されたスクリーンにその様子が流れる。
境内の大画面、そしてインターネットでなんと生中継の世界配信もしていたらしい。
この日出勤だったお坊さん達は、オルガンのところにやってきては、
口々に「やっぱり緊張する?」なんて聞いていく。
ちょっとぉ、そんなこと言うとドキドキしてきちゃうじゃないのよ。

このスクリーンで、hideさんの生涯をまとめた
映像が流れたあと、
いよいよオルガンの出番。
今回のご要望は、彼の代表作pink spiderを
なんと!オルガン用にアレンジして、
この翼で飛び立てるような
関係者やファンの方々が前を向いて、
また一歩進めるような気持ちを持てる
イメージに仕上げて欲しいというもの。
オルガンの音色と、多くのファンに愛される
オリジナル曲のイメージが
あまりにかけ離れると申し訳なさすぎる思ったので、
お引き受けできるかどうか、
ずいぶん悩んだ。
スタッフの方にお会いして、
以前にランチタイムコンサートにもいらして下さっていて
オルガンに対するイメージは出来上がっていること、
むしろオルガンの特長を存分に生かした演奏にして欲しいこと、
などをお聞きした。
何よりもこの法要、献花式をみなさんの
心に強く印象づけたいという、熱い真摯な思いを伺っていくうちに
その一旦に私が参加させていただけるなら、という気持ちに代わってきた。
法要の数週間前、夜のお寺で
hideさんの弟さんに、
出来上がったものを、実際におそるおそる聴いていただいた。
演奏が終わると、しばらくなにもおっしゃらずに
涙ぐんでいらっしゃったのがとても印象的だった。
12年たった今でも、肉親を失ったその悲しみが
身体全体に漂っているように
お見受けした。
オルガンの音色の力で、様々な思い出がよみがえってきたと
おっしゃってくださった。
オルガンという楽器がお寺にある意味のひとつは、
その音色が悲しみや痛みや、そういった辛い感情を全部ひっくるめて
大きな力で、ただただすっぽりと全部を包んでくれるところに
あるのではないだろうか、と今回あらためて思った。
その楽器が「私の身体を通して鳴る」
ということの重大さに身が引き締まる思いと、
一方でなんという幸せな仕事だろう、という思いと
両方を体感した、おおきな経験をさせていただいた。
法要と、演奏が終わり、献花式が始まる。
この小さい写真で
境内のものすごい数の人の様子がおわかりでしょうか?

この日献花に訪れた方は3万5千人。
夕方まで切れることなく、粛々と献花の列が続いた。




すごかったんですね~、やっぱり。
お坊さんたちは、皆さんなにか楽器を演奏されるんですか?
篳篥、聞いてみたいです。
hirokoさま
はい、見たこともないような数のひとびとがたくさん来てくれました。12年経っても人々の心をとらえて離さないhideさんは、いまなお偉大なアーティストとして存在しているのですね。
お坊さん達は、全員なにかの楽器は演奏されますよ。篳篥、ものすごい音ですが、迫力あります。今度宴会で吹いてもらいます?ふふふ。
12年か~。うちのボスが亡くなったのが2001年だから、それより昔なんですね。いや、別に、ボスのこと忘れちゃったというわけではないんですがしかし。
お坊さんたちの楽器の選択は、お好みですかアミダですか。
(え、なんで阿弥陀?と調べたら、元々は線の弾き方が阿弥陀様の光背に似た放射状だったから、なんですね。こういうブログを見ていなければアミダという言葉に反応しなかったかも……)
宴会でぜひ。あるいは私どものオルガニストとコラボか。
→ hirokoさま
そうそう、アミダくじで決めます。
というわけないです。基本的に好きな楽器が選べ、私の持管は笙と篳篥です。
では、今度セッションしちゃいますか?
でも、楽譜読めませんけど。。。
笙と篳篥おお変換した、両方ですか。それはすごい。
それはぜひぜひオルガンとセッションを!
楽譜は、ええと、文字で書いてあるんでしたっけ。
それも見たいです。
昔から思っていた事なのですが
XJAPANってパイプオルガンに
超相応しい曲多いですよね
そのminecoバンドとか言う(勝手に名前が( ̄Д ̄;;
UNITが出来たら私も入れてもらおうかなぁ
PS
リードカスタネットで(私は井上順さんか??
emuinaiさま
わはは〜minecoバンド…はい、ぜひ。わたくし歌は超へたくそですので、その点はご了承くださいまし。