2010年10月アーカイブ

築地本願寺でオルガン上納記念コンサートが行われたのは、
いまから40年前の1970年10月29日のこと。

来週開催される10月29日(金)のランチタイムコンサートのまさにその日が、
奇しくもオルガン上納記念からちょうど40年目の日にあたる。

40年前にもオルガンの演奏をなさった、正オルガニストの伊藤繁氏が、
本願寺新報に寄稿した文章をお読みいただくと
お寺にオルガンがやって来た当時のことがよくわかるので
ご紹介します。


来週10月29日は
築地本願寺の3人のオルガニストと、
メゾ・ソプラノの青山恵子氏をお迎えして、
ささやかながらオルガンの40歳のバースデーをお祝いします。

【プログラム】

演奏/山本 久美子(オルガン)・青山 恵子(メゾ・ソプラノ

1.小林一郎作詞・山田耕筰作曲:仏教徒の歌

2.真宗各派協和会制定、公募による歌詞・島崎赤太郎作曲/菊池雅春 オルガン版編曲

2009年度フェリス女学院大学音楽学部宮本研究室委嘱)

浄土真宗宗歌 

3.親鸞聖人和讃・平田聖子作曲:子の母をおもうがごときにて

4.長洲忠彦作詞・作曲/菊池雅春 オルガン版編曲

2009年度フェリス女学院大学音楽学部宮本研究室委嘱)

いつくしみ~ふりそそぐ光~平成17年仏教伝道協会主催新作募集  第1位入賞作品

 

演奏/小島 弥寧子(オルガン)

5.A.de カベソン:ミラノ風ガリヤルダによる変奏曲

6.親鸞聖人和讃・日高作曲:きよけきひかり

7.近藤 岳:薄紅の刻(うすくれないのとき)2010年本願寺築地別院委嘱作品】


演奏/伊藤 繁(オルガン)

8.伊藤完夫:前奏曲「平和への祈り」

9.伊藤 高明日本の童謡によるメドレー

 


バースデーケーキの差し入れ大歓迎!(なんちゃって)
ぜひ一緒にお祝いにいらしてください。
10月29日(金)12:20開演です。
時間を1時間に延長してお届けします。
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〈2009年夏/カナダ・モントリオール〉

モントリオールから車で2時間、前述の修道院の近くの
緑多き山の中にある
ミレイユの出来たてほやほや、お山のおうちに連れて行ってもらった。

山荘の窓からの景色
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庭には小川が流れている
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山荘のなかはこんな風
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アンティークの家具がすてき。
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ここに来ると一日2回は泳ぐというミレイユ。
大雨が降ってきても変わらずはしゃぎながら泳いでいた。
かなわないなあ、もう。
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夜はご近所さんのお宅にお呼ばれ。
まずは食前酒と美味しいチーズなどをごちそうになったあとで、
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緑のツタで覆われたテラスへ移動して
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おいし〜いディナーの始まり。
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このお料理がどれも絶品。
ちょっとしたハーブやスパイスの使い方、
さっそくまねしてみたい技。

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わずか3日間の滞在の中、あちこち連れて行ってくれて
精一杯楽しませてくれたミレイユに感謝!

先日送ってきてくれた手紙には、
お孫ちゃんふたりの写真が同封してあった。
かわいすぎる天使ちゃんたちは、部屋に飾ってあります。
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ここからボストンへ移動。
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〈2009年夏/カナダ・モントリオール〉
ミレイユは自ら運転して、あちこちのオルガンを見せてまわってくれた。
モントリオールの教会、オルガンをじっくりご覧あれ!

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このバジリカはモントリオール市街が一望できる
丘の上に立っている。
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私たちが訪れたとき、ちょうどミサが終わって
聖歌隊の皆さんが下がって来たところに遭遇。
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Beckerath社(ドイツ・ハンブルク)1959年製作
5段鍵盤 77ストップ パイプ数5811本
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次のミサの前の貴重な練習時間に、少しだけ演奏台に
お邪魔させていただいた。
さすがフランス文化圏。
見事な即興演奏を聴かせてくれたオルガニスト。
それにしても4段目の鍵盤、遠そうに弾いてます。
わたしゃ、届かないかも。
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演奏台から上を見上げると、水平トランペット管がずらり。
う〜ん、鳴らしたい。
うずうず。
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続いて
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ちょうどミサの最中。





















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Casavant Fréres社
(カナダ・ケベック)
1965年製作
2段鍵盤30ストップ













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色とりどりのろうそくがきれい。






















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お次は





















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とても響きの良い空間と






















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白いオルガンは
Beckerath社1961年製作
3段鍵盤 38ストップ パイプ数2752本



















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北ドイツバロックの
作品が良く響く
この楽器、
ひとつづつのパイプが
丁寧に作られた音がして
とても気に入りました。
好きな笛が
たくさんあったなあ。








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文ちゃんもすっかりお気に召した様子。
誰もいない教会で
しばらく楽しんだ。




















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こちらはLe Grand Séminarire 
たしか、聖職者になるひとのための
のための学校だったような...





緑多き敷地の中を見渡すと、
ミレイユいわく
モントリオールでもっとも古い建物が。
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とにかく建物がすてき。
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チャペル。床の模様がなんとも良い。
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後方にあるフランス古典様式のオルガン
Guilbault-Thérien社(カナダ)1990年製作4段鍵盤39ストップ
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調律は半音近く低い415Hzで
ラモー以降の作品を演奏する
ように作られたそうだ。
この調律の楽器にはそう出会えないけれど
なんともいえぬ気持ちのよい響き。
フランス古典がぴたっとはまる
それぞれの個性的な笛の音もすばらしい。
もう一度触りに行きたい。

またも熱中する文。
大弾きまくり大会。











モントリオールから車で2時間、
山の中にある修道院にやって来た。
ベネディクト修道会の
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モザイク模様の壁。
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市松模様の床と椅子の緑色がマッチ。
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一般公開はしていない塔のてっぺんに
連れて行ってもらった。
ミレイユのご主人、ベルナールは
かつてここで修道士達に
オルガンの指導をしていたそうだ。
どうりでみなさん、オルガンが
とてもうまい。














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てっぺんからの眺め。
気持ちよい〜。















近代的なチャペルの中にあるオルガンは
Wilhelm(カナダ)社1999年製作
3段鍵盤42ストップパイプ数2692本
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バッハなどのドイツバロックの
作品が合うかな。
ロマン派以降
のものも演奏できるような
レジストレーション。
コンピューターの
記憶装置も入っている。
メシアンを試す文ちゃん。



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修道士さま
修道院でつくられた
チーズの味が、
いつまでたっても
忘れられません...。
もう1年以上前のことになってしまいましたが、
2009年の夏に、アメリカ大陸に初上陸したときの模様を
少しずつ書いていきます。
のんびりお付き合いくださいませ。

××××××××××
まずはカナダのモントリオールから。
2008年に行われた武蔵野市国際オルガンコンクールの審査員として来日された、
ミレイユ・ラガセさんを訪ねて。
ミレイユとは、この年の秋の軽井沢でのコンサートで
すっかり仲良しになったので(そのときの模様はこちらから)
再会を楽しみに、ドキドキ初カナダ。

モントリオールはとにかく気持ちのよいところ。
爽やかな風、輝く緑と太陽、ああ、今すぐに戻りたい...
公園を歩くミレイユと文ちゃん
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公園でも、お家の庭でも
あちこちでリスに会える。
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住宅街にある小道にも花が咲き乱れている。
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ご主人の偉大なるオルガニスト、ベルナール・ラガセ氏。
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手に持つのは、超見覚えのある日本の出版社の楽譜。
わたしもこどものころ、長い間お世話になった。
「これは、よく編集されていて使いやすいんだ。」
カナダでも簡単に手に入るので、愛用しているとのこと。
なんだかちょっぴり誇らしい。

ベルナールは、私たちを歓迎して
いろんな曲を次々と弾いてくれた。
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ご自身、そしてミレイユの録音したレコード、CDも
当時のおもしろいお話を交えながら次々と聴かせてくれる。
CDずらっ。
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つづく

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築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。

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