2010年11月アーカイブ

お知らせ

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築地風琴会のお仲間である、カトリック築地教会のイタリアオルガンで行われる
コンサートのご案内です。
先日の築地本願寺ランチタイムコンサートのなかで、
三浦はつみさんが演奏して下さった、仏教讃歌「讃仏」の
すてきな編曲をしてくださった
坂本日菜さんの、新作初演も行われます。
歴史的なイタリアオルガンの音色を存分に楽しめる、絶好の機会です。
みなさま、お誘い合わせの上お出かけください。

築地に風琴を訪ねて
〈グレゴリオ聖歌とイタリア・オルガンで祝うクリスマス〉
 2010年12月11日(土) 開演15:30  
入場料2,000円
プログラム
C・エアバッハ:マグニフィカート
G・ガブリエリ:フランス風カンツォン
C.メルーロ:カンツォン「ラ・ザンベカーラ」
作曲者不詳:18世紀ピストイアのクリスマス・ミサ曲より
坂本日菜: IN NATIVITATE DOMINI
~クリスマスのためのミサ曲~(初演)

出演
グレゴリアン・チャント:望月寛之(テノール)
オルガン:小野田未奈、宮本とも子

主催
伊太利亜おるがん研究会
後援
フェリス女学院大学音楽学部/築地風琴会
 200席限定につき、事前予約を
It.Org.Ken.2010@gmail.com
FAX 0467-50-0246

詳細はこちらからどうぞ。
 
先月のランチタイムコンサート、〈オルガン上納40周年記念〉では
900名ものお客さまが、一緒にお寺のオルガンの40歳のバースデーを
お祝いしてくださった。

季節外れの大きな台風が、ゆっくりゆっくり近づいていたこの頃、
大雨だったらどうしよう、とスタッフ一同気が気ではなかったが、
この日だけ、雨に見舞われなかった。
前の日も次の日も土砂降りだったのに、見事にこの日だけ。

台風になると頭ぼーっ、そのうちがんがんずきずき、
しまいには動けなくなってしまう、自称歩く気象台の私もホッ。

いつのまにか築地の雨男という
不名誉なあだ名を付けられそうになっていた
石川さんから(一番左です↓右側は名司会をつとめてくれた北山さん)
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朝一番のメールは、
ちょっと得意げに
「ほら、降らないって」

よくわかりました、今日から晴れ男に変更です。

この日の模様はお寺の平井さんが
(当日は、ここで↓全体を見回して、コンサートがスムーズに流れるように
常に気を配ってくれていました。)
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早速、築地本願寺のHPに
詳しく書いてくださいました。
こちらから













平井さんのご報告とかぶらないように。

まずは新門さまのご挨拶から。
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40年前にオルガンを寄付してくださった、
仏教伝道協会の沼田智秀会長も
駆け付けてくださった。
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沼田氏のお父さま、沼田惠範氏が在米中、
教会に出かけた折りに、
荘厳なオルガンの響きを聴いて、
圧倒的な感銘を受けたそうだ。
日本の仏教寺院にもこの響きを!
という強い願いから
今から40年も前の、
日本のホールや教会にもまだ
オルガンが、ほんの少ししかなかった時代に、
お寺にオルガンを寄付をするという、
驚くべき行動をなさった惠範さんに
一度お会いしてお話を伺ってみたかった。


演奏のトップバッターは、
副オルガニストの山本久美子さんと、
メゾ・ソプラノの青山恵子さん。
まずは、仏様に手を合わせて。
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ランチタイムコンサート50回記念に続いて、
今回も3人のオルガニストからの強い希望で
アシスタントは、オルガニストの野田美香さんにお願いした。
彼女がここにいてくれるだけで、安心。
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山本さんの優しい伴奏に合わせて、
青山恵子さんの落ち着いた、
でも声量のあるじつに温かい声で歌われる仏教讃歌。
本堂の空気がじんわり温まってくる。

着物風のドレス、よくお似合いです。
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日本の歌を専門に博士号を取得されている青山さんの歌は、
柔らかいのに、すべてのことばが、明瞭に耳に入って来る。
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ところで実は青山さんは、わたしが小学生のときに通っていた
「つぼみ児童合唱団」の先生だった。
なにかのコンクールにでたりする、
いわゆる英才教育の合唱団ではなくて、
ちょっと音程が外れようが元気に、
思い切り自由に歌わせてくれるところだった。
発表会では、みんなでサウンドオブミュージックの
ミュージカルをやったりして、楽しかったなあ。

そこでできたたくさんの友達に会う為に、
そして休憩のときにもらえる、懐かしのイチゴミルク飴につられて
毎週せっせと通っていたものだ。

バス代往復100円の他に、初めてのおこずかい50円(安っ)を握りしめ、
帰りに駄菓子屋さんでコインゲーム。
歌はちっともうまくなかったが、
そのゲームにはなぜか圧倒的な能力を発揮したわたしは、
10円1枚から、コインを確実に増やしていき、
最後には両手のなかにいっぱいになるくらいのことも。
お店ではコイン1枚が10円に相当したので、友達を引き連れて
「さあみんな〜、好きなものを買いな」
なんてえらそうに駄菓子をふるまい、
超身体に悪そうなコーラ飴や、メロンジュースの粉末、
大好物の餅太郎や、ベビースターラーメンを
くすくす笑いながら食べ放題。
親に怒られそうなものばかりを隠れて食べる快感...

こんなわたしの悪ガキ時代を知っている恵子先生に
まさかここで再会できるとは。
遊んでいながらにして、音楽の楽しさを最初に教わったのは
恵子先生だった。

そんなことを考えながら、久しぶりの歌声を聴いていたら
練習場所の公民館のある風景、友達たちや、指揮者の先生、ピアノの先生の顔、
その裏にある養豚場の香ばしい匂いなんかとともに
言いようのない感情が、一気にこみ上げてきて困った。
音楽と五感、そして記憶は本当に近いところでつながっているんだなあ、
と身を持って実感した瞬間だった。

そんなことを考えている間に、
あっという間に出番がまわって来てしまった。
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今回は、オルガンのお祝いということで
このオルガンのために書かれた
「薄紅の刻」を弾かないわけにはいきません。
というわけで今年通算4回目の演奏になるが
やっと少し自分の身体に馴染んで来た。(でもむずかしいよやっぱり)
毎回ちょっとづつ変化していくこの曲を、
またしても心強い助っ人、作曲者の近藤岳さんが、
一緒にフィンガーシンバルを演奏するために駆け付けてくれた。

演奏中、乗ってきた近藤さんの方から
いつもと違うところでも
「チリン、チリン」という澄んだ音が。
この音が鳴ると、心がすーっと静かになる。
終演後、「楽器を見せてください」
と楽屋を訪ねて来られたお客様までいらっしゃった。

この曲に先立って、モチーフに使われた
仏教讃歌「きよけきひかり」を恵子先生に歌っていただいて、
あこがれの初共演も果たすことが出来た。

我ながら、魚のような顔でど集中。
気を許すと、唇がとんがって
ふてくされたような顔になってしまうので注意。
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だって、こんな大画面で演奏風景を映し出されているんだもの。
きゃーもう勘弁して。
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そしてコンサートのクライマックスは、
正オルガニストの伊藤繁さん。

40年前のこの日に行われた、お披露目のコンサートで、
まだピカピカのドイツから到着したばかりのオルガンを
演奏したそうだ。
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大学を出たてで
こんな大役を果たすことに
なった伊藤先生は、
あまりの緊張のため、
当時の演奏のことを
全く覚えていないという、
微笑ましいエピソードも
教えてくださった。







このオルガンを語るのになくてはならない
お父上で初代オルガニスト、伊藤完夫さんのドラマティックな曲に続いて、
最後に演奏されたのは、童謡メドレー。
おもちゃのチャチャチャ、小さい秋、赤とんぼなどが
楽しくアレンジされたもので、大学の児童学科で教鞭をとられる
先生ならではの選曲。
いらしてくださった方の感想のなかに、
「童謡になったらお客さまが、みんな自然と身体を揺すっていたのが印象的でした」
というものがあった。


築地風琴会のなかま、聖路加国際病院と築地教会から
なんとうれしいサプライズ、こんなすてきなお花のプレゼントが。
コンサート中は仏さまの近くの、
お客様からもよく見えるところに飾りました。
ありがとうございました!
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あっ築地教会のオルガニスト、松崎陽子さんの姿も。
お席がなかったのかな?
ごめんなさいね。
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終演後は、みんなで打ち上げ!
9月ご出演のオルガニストの高橋博子さん(左一番奥)が
ばりっと着物姿で来てくれたのに、
あーアップの写真がなくて残念。
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お祝いということで
かなりのゴージャスメニウ。















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海老ちゃん、おいしかったな〜

















いつもランチタイムコンサートに来てくださる方が、
みなさんでどうぞと差し入れてくださったロータスクッキー。
ほんのりキャラメル味がたまらない一品、
あっという間にぱくぱくいただきました。
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明日、11月26日(金)のランチタイムコンサートは
国内外で広くご活躍され、横浜みなとみらいホールのオルガニストもなさっている、
さらに我らがYokohama Lucysのリーダー、
三浦はつみさんが、いよいよお寺に初登場です!
はつみさんがコンサートに寄せて、魅力的な文章を書いてくださいました。
この文章を読むと、ますます想像力がかき立てられて、
音を聴いてみたくなりませんか?
また、今回「讃仏」という仏教讃歌を、作曲家の坂本日菜さんが
このコンサートの為にオルガン用に編曲して下さったものを
初演してくださいます。
みなさま、ぜひおいで下さい!
雨が降ってきましたが、明日のお昼は晴れます。
大丈夫!晴れ男がついていますから。
12:20に本堂でお待ちしています。


【三浦はつみさんからのメッセージとプログラム】
「続いていくもの、伝えていくこと」

―果てしない宇宙から見たら、ひとりの人間は砂のひと粒より小さいかもしれません。

でもその小さな砂粒が寄り集まって、この世の時の流れをつないでいます。

永遠に続く時間、それを意味あるものにするのが私たちの務め。

さて、次の世代のために私たちは何を伝えていったらいいでしょうか―

 

J.アラン  世俗プレリュード第1番、第2

J.S.バッハ   前奏曲とフーガ ト短調 BWV535

J.アラン  子守唄 

山田耕筰 作曲/真船正己 作詞/ 坂本日菜編曲   讃仏

 R.シューマン  BACHの名前によるフーガ第1番 変ロ長調 作品601


 

〈2009年夏/アメリカ・ボストン〉

このボストン合宿のもうひとつの目玉は、
Old West Churchでのコンサート。
大勢出演するので、演奏の持ち時間はひとり10分弱。
みんなで音を聴き合って、あーでもない、こーでもない
とバランスを確かめたりしながらわいわい練習。
遠慮なく(たまに毒舌)意見を言ってくれる友達は
なかなか作れるものではないので、
こういう機会は、じつはとてもありがたい。

それにしても10分弱だけ弾く、というのもなかなか難しいものだ。
前菜もデザートもなくいきなり、メインディッシュ。
すぐに、集中できるようにこころの準備をちゃんとしないと。
怖いよ...

大学を出た最初の春に、日本中の大学のオルガン科の学生が集まって、
コンサートで弾かせてもらう「新人演奏会」という一大イベントがある。
長い時間かけて一生懸命練習した渾身の成果を、
初めて弾く大ホールのオルガンで
(私の年は、学生の多い学年で出演者は総勢12名、
新宿文化センターのあこがれのオルガンだった)
それぞれが披露する。
どう弾いたかも覚えていないくらい、心臓がばくばくだったことを
何となく懐かしく思い出す。
ちなみに、おなじみイタリアの愛ちゃん、
そしてYokohama Lucy'sの一員、浅尾直子ちゃんと同じ年に出演。
到着した日の夜、特大ピザを囲んで浮かれ(すぎ)る3人の真ん中が直ちゃん。
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みんなそれぞれ別々の大学を卒業したので、
当時はこんなに仲良くなることを、まったく想像していなかった。
愛ちゃんの超気合いの入ったお姫様ドレス
(中にふわふわのペチコートまで入っているあれ)が今でも忘れられない。
よく、足を動かしまくりのレーガーを弾けたものだ。若さか!?
はて、あれは何年前だったか......

ということで、それぞれひとりずつ練習タイム。
超しゅ・う・ちゅ・う
お〜い誰?
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空いた時間に街をぶらぶら。
教会の近くの消防署。
なんだか消防車もカッコイイねえ。
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ボストンのレンガ色の
街並に合わせた
しぶ〜い
セブン・イレブンを発見!
絵になる風景。












街のあちこち、
各ブロックに一軒ずつくらい
見られる、
気になるお店に入ってみた。
まずは、超音波バブルに
浸かって極楽〜。










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続いてマッサージ。
気持ちよすぎ。
ベトナムから来た
この女性は、
少しの間
日本にも住んでいたことが
あるそうで、
話がはずむ。








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柔らかくなった足の裏の
かさかさを削って、
爪を整え、
甘皮を丁寧にのぞいて、
ペディキュアを塗る。
オプションで親指だけに
ネイルアートまで。
これは、キラキラストーンを
器用にはり付けているところ。
ヤシの木を描いてくれた。







わたしたち日本人も含めて、アジアの人はこういう細かい仕事が得意な気がする。
アメリカで腕一本でがんばる彼女を、何となく誇らしく思ったりして。

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そしてつるつるの足と
きれいな爪の出来上がり!
オプション込みで$30。













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野田美香ちゃんは青に
可憐な白いお花を
親指にちりばめて。
きゃ〜かわいすぎる。
私たちオルガニストは
指を使うので、
爪はいつもかなり短く切る。
マニキュアも
手の感覚が鈍る気がして
何となく塗る気がしない。
おまけになんだか筋張って
色気ゼロの手です。
ということでせめて
足だけでも...


女子ですもの。オサレ心を満たされてスキップしながら歩く。
みんな見てみて〜。ふふふ。
旅行中のハイテンション。
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さて、
教会に戻って...
みんなで
バタバタと
コンサートの
準備中。
衣装を
ボストンの
町中で
調達してきた
強者も。









IMG_4406.JPGいつの間にか
お客様も続々と。
Old West Organ Society
そうそうたるメンバーの
方々も。
ひゃ〜。













ただいま本番中。
緊張の演奏が終わって、ぴょこっとバルコニーから顔を出してお辞儀しているところ。
スティーブが激写。
ちっちゃっ。美香ちゃんか?
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8人全員の演奏が終わり、下に降りていってご挨拶。
なんとスタンディング・オベーションで、にこにこの笑顔で迎えてくれた。
優しすぎる、ボストンの人々。
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ホッとして、
談笑中。
お客様がみなさん
声をかけて
くれるのも
嬉しかった。














佑子先生を
囲んで。



日曜日に学習院大学のオーケストラ、合唱団のみなさんと
おなじみ、サン=サーンスのオルガン付きと、
デュルフレのレクイエム(どちらも大作、名曲です)
で共演させていただきます。
デュルフレのレクイエムは、信じられないくらい美しい曲。
大好きなこの曲に、初チャレンジします。
学生さんたちの意欲的な演奏を、ぜひ聞きにいらしてください!


11月14日(日)午後2時開演 
東京芸術劇場大ホール

プログラム
ボロディン:だったん人の踊り
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」
デリュリフレ:レクイエム 作品9
〈2009年夏/アメリカ・ボストン〉


モントリオールからボストンへやって来た
1週間以上毎日通って
すっかりお世話になったのは、
Old West Church                                                                                     
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正面から撮影。
うわっ、思いっきり曲がってます。失礼。
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教会の窓。
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懐かしいような匂いの階段。
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うわさのこのオルガンに逢いに
はるばるやってきた。
C.B.Fisk,opus55 1971年製作
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ズーム。
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全米にある楽器の中でも、
20世紀における最もすばらしい作品の
ひとつと言われている、
このオルガンの維持のために
音楽愛好家、演奏家、学者達が集まって、
Old West Organ Society を運営している。

そのExecutive Directorでもある世界的なオルガニスト、林佑子先生に、
この楽器でマスタークラスをしていただけるという、ものすごい幸運に恵まれた。

そもそもこの"ボストン合宿"のアイディアを思いついて、
あちこちに掛け合ってくださったのが、横浜みなとみらいホールのオルガニストの
三浦はつみさん、そしてご主人で、フィスク社の現社長のスティーブン・ディーク氏。

この合宿を実現させる為に、
みなとみらいホールのインターンシップ修了生が(詳しくはこちらの記事から)集まって
1年くらい前からミーティングを重ねて、計画してきた。
そして結成されたのが、その名もThe Yokohama Lucysである。

Tシャツまで作っちゃったもんね〜。
(designed by 文ちゃん
写真.JPG
細かい文字には、
みなとみらいホールのオルガン、
Lucyのストップ(音色)
ひとつ一つの名前が書いてある。
わたしのは
お気に入りのショッキングピンク。

















マスタークラスの風景
Yokohama Lucysの面々と林佑子先生。
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少し離れたところで
みんなで音を聴いてみる。
これまで経験
したことのない音。
バッハを弾けば
バッハの音が、
フランスものを弾けば
フランスの音がする。
そして信じられないくらい
繊細な鍵盤のタッチ。
やりたいことが、
全部伝えられる
...ということは
少しでも雑に弾くと
悲惨なことになる。
きゃああああ。
自分の能力と向き合わざるを得ない、シビアな時間でもあった。
あ〜楽器ごと日本に持ち帰って一日中弾いていたいよ。


林佑子先生の、音楽に対する熱い姿勢は
ひとつの音の弾き方、指の離し方にも
決して妥協を許さない。
「あなた本当に、今弾いたみたいに弾きたいと思ってる?」
なんてどきっとする直球も飛んで来る。
「う〜ん、実は迷ってるんです。」
「でしょ。あなた、正直ね。音に出てるわよ。
じゃ、弾きたいように弾いてごらんなさいよ。」
なんていうやり取りが夜遅くまで続く。
「良く耳をすますと、楽器がみんな教えてくれるの。」という佑子先生のことばは、
この時以来思う通りに弾けないで、じりじりと焦っているときの、
おまじない代わりになっている。

戦時中に日本でオルガンを勉強していた当時のことから、
戦後アメリカに渡った時のお話なども聞かせていただいた。
日本に本格的なパイプオルガンがほとんどなかった時代に、
すぐに海外に飛べたわけでもない時代に、
たったひとりででアメリカに行って、
世界中で尊敬される演奏家になるまでの道のりは、計り知れない。


みんなでおやつタイム。
なんと優しい、はつみさんの差し入れ。
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どんだけ嬉しそうなの、美紀ちゃんたら。
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オルガンの演奏台の近くに
ちょこんと座っていたうさこちゃん。
傾き具合がいいでしょ。
いつからここで
オルガン聴いてるのかしら?

















11月7日(日)府中の森芸術劇場ウィーンホールで、
オルガニストの山口綾規さん、パーカッションの加藤恭子さんとともに
オルガン・プロムナードコンサートvol.174
〜パイプオルガン連弾&パーカッション〜
に出演します。
10:30〜11:00親子向け(0歳児から入場可)
14:00〜15:00おとな向け(小学生以上入場可)
の2回公演で、どちらも入場無料です。
コンサートの前に、お隣の府中の森のほんの少し色づき始めた木々の中を
お散歩するのにもよい季節です!
どうぞお出かけください。
詳細はこちらからどうぞ。


先週10月29日のランチタイムコンサート<オルガン上納40周年記念>では、
本堂いっぱいのお客さまが、一緒にお祝いしてくださいました。
ありがとうございました。
めでたく満40歳を迎えたオルガンとともに、
今後とも、築地本願寺ランチタイムコンサートをよろしくお願いします!

さて、まずはそのひと月前の、9月のレポートから。

秋のお彼岸真っ最中の9月24日。
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第59回のランチタイムコンサートに演奏に来てくれたのは、
4年半前、第3回の初登場から今回2回目のご出演の、
高橋博子さん。
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かなり親しい友達の博子さん、感慨深げに
「みねこぉお、あれからもう4年半も経っちゃったんだよ、信じられる?
あーこの間わたしなにしてたんだろ。」
なんて、ぶつぶつつぶやいている。
あんなこと、こんなこと、いろんなことしたじゃないの。
ふふふ。

プログラムのテーマはズバリ秋。

◇J.ラングレ(1901-91):旋法による前奏曲
◇D.ブクステフーデ(1637-1707):パッサカリア BuxWV161
◇G.ムッファト(1653-1704):パッサカリア ト短調
◇賀来琢磨 作詞、本多鉄磨 作曲:コスモスの花
◇F.メンデルスゾーン(1809-47):前奏曲とフーガ ト長調 op.37-2

元気いっぱいすぎる?(おっと失礼)ご本人のキャラクターとはがらっと違う、
しっとりとした名演を聴かせてくれた。
ギャップ萌えっていうやつです。

個人的にとても気に入ったのが、ハルモニウムのために書かれた
ラングレの旋法による前奏曲。
博子さんは、数年前からハルモニウムを演奏する活動も
あちこちで始めている。
パイプオルガンよりさらに「風」を感じられるハルモニウムは
演奏家の息使いがそのまま伝わる楽器。
その感じを、オルガンでなんとも繊細に表現できるのは
実際にあんな風にハルモニウムを弾けるからなんだろうなあ。

そんな博子さんのハルモニウムを聴くことの出来るコンサート情報!
薄紅の刻を作ってくれた近藤岳さん、そしてわたしも加わって
川口総合文化センターリリアの開館20周年記念公演として
来年の2月、3月に2回シリーズで演奏します。
くわしくは以下のページからご覧下さい。
オルガン・ガラコンサート


それにしても、演奏中の博子さんのこの集中力はすごい。
気迫に満ちたこの表情を見よ!
近づくとヤケドするかも?
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ところで、ちょっと話がそれるが
今回もナイスショットをたくさん撮ってくれた築地の名カメラマン
福井学さんの、今月のmanabu's eye
「この日は風の冷たい日でしたので扉からぴゅーぴゅー風が入ってきて
焼香台のところにあった香炉の香りと煙がどんどん中へ入ってきて
オルガンのところまで立ち上っていた光景が
妙にきれいに感じましたので、ぱちり」
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なんとも美しい煙の流れ、なのですが......
じつはただ今秋の花粉症に襲われている。
特に目がやられていて、
この季節は花粉だけでなく、いろんなものに反応してしまう。
お香の煙がまた大変。
しばらくすると目は血走り涙ぼろぼろ、頭がんがん
鼻がむずむず、のどはイガイガ...きゃー助けて。

眼鏡をかけてみたり、のど飴をなめてみたりしながら
なんとか乗り切ろうとしたが、
博子さんのど集中の名演奏のプログラム最後
メンデルスゾーンのいいところで限界。
こともあろうにアシスタントの私がげほげほ咳き込んでしまった。
ごめんよ博子。
当のご本人は、超冷静に「あー鍵盤の横にフリスクあるのになあ、大丈夫か?」
なんて思っていたそうだ。
さすが。


1年の産休を経てこの9月に復帰したお寺のオルガン担当の、成田さやかさん。
お帰りなさい!
なんだかうれしい一枚。
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この成田さんがお休み中の7月に、超超かわいい赤ちゃんを連れて
ランチタイムコンサートに遊びに来てくれた時の模様。
曲にあわせて身体を揺らしながらこどもをあやすその姿を、
アシスタントをしながら演奏台の目のはじからちらちらみていたが、
すっかりやさしいお母さんの表情。
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本日の築地のお昼ごはんは、
お彼岸中でお寺の皆さんは残念ながら一緒にお昼に出かけられず、
正オルガニストの伊藤先生と博子さん、わたしの3人でイタリアン。
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博子さんは、トマト味の平べったいパスタ。
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私と伊藤先生はクリーム味。
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デザートには好物のマンゴーアイス。
うふふふ。
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「築地本願寺」
パイプオルガンを持つ不思議なお寺。
「柳澤文子の日常会話 」
オルガニスト柳澤文子さんによる日々のブログ
「イタリヤ山小屋日記」
オルガニスト吉田愛さんによる日々のブログ。

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築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。

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