ランチタイムコンサート通信<12月編>

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 昨年末12月23日、
ランチタイムコンサート前日の練習に行った時に撮った
日が暮れる少し前の築地。
このほんのわずかな時間しか見ることの出来ない、独特な空の色。
冬は特にいい。
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練習を終えて家に戻って、ごはん。
この日は何となくおなかの風邪っぽくて、中華風粥にしてみた。
鶏ガラは本当にいいダシが出る。
ネギは身体が温まる〜。
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コンサートの中で話すことを、
ちっちゃい字でプリントアウトして、
手のひらサイズで隠し持つために、
近頃はこんなものを作る。
大事なことばにはマーカーを。
以前マーカーだらけで、真っ赤になった原稿を見て、
野田美香ちゃんに「意味ね〜」と笑われたので、
今回は控えめにしてみた。
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そして翌日、24日。
町中クリスマスイブでキラキラしている日に
お寺に足をお運びくださった皆さま、
今日もありがとうございます。
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時節柄かこの日は赤いコートが素敵なご夫人を
何人かお見かけした。
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共演はバロック・ヴァイオリンの天野寿彦さん。

何を弾こうかと、ふたりであれやこれや考えていたら、
弾きたいものがたくさん出て来て、
演奏時間が30分いっぱいいっぱいになってしまったので、
お話も早々に切り上げて、ひたすら音楽を楽しんでいただくことに。
アシスタントを引き受けてくれたのは、
おなじみフィガロのママの佐藤礼子ちゃん。
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この日のプログラム。

◇ 作曲者不詳:三帰依


◇ 伊藤 完夫(1906-2005):ペダルのないオルガン曲第5


◇ H.パーセル(1659-1695):こよなく美しい島


H.I.F.ビーバー(1644-1704):ソナタ第1番 ニ短調

J.S.バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 545

J.S.バッハ:トリオソナタ第1番 変ホ長調 BWV 525


ちょうどふくしかんの小さなオルガンで、ふたりでコンサートをした直後だったので、
本堂の広い空間の中
パイプと演奏台が離れている本堂のオルガンで
初めて一緒に音を出した時は、音がずれて聞こえてきて、
おそろしく弾きにくかった。

それが練習2回目になると、あまりずれを感じなくなってくる。
人間の耳の順応性ってすごいんだなあ、と実感。

純和風の(当たり前か)、伊藤完夫先生の曲を練習しているときに、

違う部屋から雅楽の練習が聴こえてきた。

インスピレーションをもらわなくっちゃ、とじっと耳をすましていた天野さん。

お見事!この曲のヴァイオリンの響きは、完全に日本の音に。


日本の響きに続いて演奏したパーセルの「こよなく美しい島」は

もともと女声のソロのために書かれたものだが、

これがうっとりするような素敵な曲。

天野さんの研ぎすまされた美しい音と、

超!センスの良い演奏が、たまらない。

呼吸もテンポも自然で、合わせていて

「あ、ずれる」とか「あ、怖い」

と不安に思うことが全くなかった。


続いて演奏したビーバーの劇的なソナタも

これまで知らなかったけれど実に実に名曲だ。

知らない曲や、スタイルの曲を新しく知る喜び。

ああ、アンサンブルって楽しい。


この後、最初はバッハのトリオソナタを1楽章のみにして、

ヘンデルのトリオソナタも演奏することになっていたが、

リハーサルで音を出してみたら、このお寺の雰囲気とすこし違う感じがした。

というわけで今回はやめて、バッハを全楽章演奏することに。

トリオソナタは、右手、左手、足、をそれぞれの楽器の演奏者に見立てて

本来はオルガニストがひとりで弾くようにバッハが書いたもの。

ひとり3役です。

天才はまったく、恐ろしいことを考える。

凡人も演奏するってことを、お忘れだよ。

過去に大失敗したトラウマが脳裏によぎる...

それにしても隅々まで良く考えて書いてある、すばらしい作品だ。

今回はその1パートを天野さんが担当してくれた。

この曲の良さを、改めて発見。

ああ、アンサンブルって楽しい。



こうしてみると↓演奏者とお客様が近い。

近すぎる...

お寺のオルガニストのわたしはともかくとして、

天野さんはこんなに間近に人がいるところで

演奏する機会はめったにないのではないだろうか。

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今回は福井さんが出張のため、北山さんが写真を撮ってくれた。

整然として、美しい構図です。

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まだなんとなくハライタのため、今日はお刺身はがまん。
ふっくら穴子丼。
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お寿司と丼が一緒になった、こんなゴージャスセットもあるぞ。
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右手奥から礼子さん、お隣はわたしの弟の奥さんの裕子ちゃん、
そして伊藤先生。
手前奥から天野さん、北山さん、裕子のお友達のじゅんこさんも来てくれた。
一番手前にはお寺の成田さんと、平井さんの
頭だけがほんの少し写ってます。
ごめんね、これ以上下がれなくて全員入りませんでした。
わいわいみんなで楽しくごはん。

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天野さんと北山さんのツーショット。
ふたりともさわやか笑顔です。
天野さんは、この頃毎日のように1000メートル泳いでいて、
どんどん痩せて、たしか8キロぐらい体重が落ちたそうだ。
衣装のズボンも、笑っちゃうくらいぶかぶか。
演奏の途中で脱げないかと、ドキドキしてました。

このあと、サントリーホールのメサイアの公演のため
駆け足で去って行きました。
お寺の後のメサイアとは...
すごい一日だ。
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今日のおまけは、築地のリーサルウェポン(上ポン)こと

上杉さん(絶妙なネーミングは平井さん)の、

こわそうなあだ名とは裏腹な穏やかな笑顔!

これから大掃除ですって。

今月の携帯の待ち受け画面にどうぞ。

確実に癒されます。

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さて、明日1月28日(金)、今年のトップバッターは、ヨーロッパで活躍中の

パリ在住、スロヴァキア人オルガニスト、モニカ・メルツォーヴァさんが

演奏して下さいます。

パリ仕込みの、すばらしい即興演奏も聴くことができそうです。

みなさま、明日の12:20に築地のお寺でお待ちしてます!

【プログラム】

◇A.ヴィヴァルディ-J.S.バッハ:コンチェルト ト長調 BWV 980

              アレグロ/ラルゴ・エ・カンタービレ/アレグロ

◇J.S.バッハ:装いせよ、我が魂よ BWV 654

D.スカルラッティ2つのソナタ

◇M.メルツォーヴァ:仏教讃歌による即興演奏


【モニカさんよりひとこと】

みなさまボンジュール、そして"コンニチワ!"

私の音楽、そして人となりの幾分かを本願寺で披露させていただけるのを

嬉しく思っています。これまで、2002年、03年、04年、05年、07年と

何度も日本で演奏してきましたが、仏教寺院で演奏する機会はありませんでした。

今回お招きいただいて、とても感謝しています。

ヴィヴァルディ、バッハ、スカルラッティという天才的な音楽家たちの

それぞれに異なる色合いをお楽しみいただければ幸いです。

 

私の国ではこんなふうに言います。

「音楽、そしてあらゆる芸術は、心と魂の慰めである」

 

アリガトウ。

 

モニカ


この文章の和訳をしているときに行き詰まって、

築地風琴会でご一緒の、聖路加の中村ひろ子さんに

「助けて〜!」とSOSのメールを出して添削をお願いしたところ、

夜中にも関わらず

ものの20分であっという間に、こんなに素敵な日本語に直してくださった。

ありがたや、ご近所さん。ありがたや風琴会...

ひろ子さんに感謝!


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コメント(3)

あした、聴きに行く予定です。

ネットラジオOTTAVA con brio(18:00-22:00)にあしたの
ことをメールします。放送してもらえるかは分りませんが、
今まで大丈夫でしたので多分・・・。
読んでもらえるとすれば19:00台だと思います。

では、あした。

今日はありがとうございました。
モニカさんの演奏、「すごい!」
特に最後の即興曲、オルガンの音を知り尽くした
音の切り替えを上手に使った盛り上げ方がすごかった!。

OTTAVAの聴き方、トップページ下方の「OTTAVAの楽しみ方」から推奨環境を「こちらのページ」でご確認の後(必要ならsafariをインストールして)トップページに戻り、1時的にポップアップブロックをはずして(Listen)を押せば簡単な登録で聞けると思います。
再びブロックする時は 「ottava.jp」のポップアップは許可する設定にして下さい。

アズキ色さま
モニカの演奏、圧倒されましたね。即興もすばらしかったですが、なんだか決定的な持って生まれた「血の違い」のようなものを感じて、「はは〜参りました」というかんじでした。
ご丁寧に説明をありがとうございます。OTTAVA聴けました〜。ありがとうございます!!

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築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。

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