

この日のプログラムは、お寺という空間を良く考えてくださった
バッハと、日本人の作曲家による作品。
【プログラム】
G線上のアリア 「管弦楽組曲第3番」より J.S.バッハ
ピエス・ドルグ J.S.バッハ
津軽木挽き唄 白鳥 仁(1956-
)
雲中供養菩薩"楽" 溝上日出夫 (1936
-2002)
ホープ 「ヒロシマ~そして終焉から」より 秋吉敏子(
1929 - ) 白鳥仁編曲
柔らかい音色のお寺のオルガンも、組み合わせる音、
そして演奏によって、ドイツのバロック時代のオルガンのように
聴こえて来るから不思議。
岩崎先生が勤めていらっしゃる立教女学院には、
アメリカのテーラー&ブーディ社が作った
北ドイツ様式の素晴らしいオルガンがある。
このオルガンを日々弾いていらっしゃるからだろうか、
ピエス・ドルグを聴いていたら、
北ドイツのオルガンの音がぱっと思い出され、
その後に立教女学院の、あの素敵なチャペルに瞬間移動したかのような
不思議な感覚に陥った。

続いて日本の作品で、再び本堂の空気ががらっと変わる。
今回最後に演奏して下さった「ホープ」は、
震災よりも前からプログラムに考えてくださっていたとのことだったが、
まさにいまの日本に住むわたしたちにはぐっとくる、
谷川俊太郎さんの歌詞がついている。
希望それは心 あふれやまぬ人の命
よみがえる草木 朝日とともに
明日へと心は輝く 忘れられぬ日々を
子どもたちの未来のため
心よ飛べ 夢見る世界へ
希望あふれて

P.ヒンデミット:ソナタ第3番~第1楽章
J.P.スウェーリンク:緑の菩提樹の下で
C.フランク:アンダンティーノ
J.パッヘルベル:チャコーナ ニ長調
J.ラングレー: アラベスク
日高 脩 作曲/坂本日菜 編曲:きよけきひかり
風薫る、新緑の美しい5月。異国情趣が漂う築地本願寺の外観。
まばゆいばかりの本堂内陣...。
そんなイメージの数々から思い浮かんだいろいろな国や時代の曲を集めてみました。
仏教讃歌の「きよけきひかり」をプログラムに選んでから、
今年は親鸞聖人の750回大遠忌法要にあたることを知りました。
これも何かのご縁と思い、作曲家の坂本日菜さんにこのコンサートのためにオルガン編曲をしていただきました。
清浄〈しょうじょう〉光明〈こうみょう〉ならびなし
遇斯光〈ぐしこう〉のゆえなれば
一切の業繋〈ごうけ〉ものぞこりぬ
畢竟依〈ひっきょうえ〉を帰命〈きみょう〉せよ
きよけきひかりの歌詞となっている、親鸞聖人のこの和讃は、
まさに今の私たちへ語りかけられているようにも思います。






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