3月のランチタイムコンサートが、地震の影響で中止となった為、
2ヶ月ぶりの4月の最終金曜日は、
ゴールデンウィークの始まりの
初の祝日開催。
関東大震災後に建てられた本堂は、
この3月から
大掛かりな修復が行われている。
というわけで、いつもと少し様子の違う本堂。
お内陣(ご本尊のある、畳敷きのところ)が
すべて、工事用に壁で覆われている。
いつも見慣れた内陣がないのはちょっと寂しいけれど、
この壁に反響して、オルガンの響きは以前より良くなったのが
お寺のスタッフ一同うれしいびっくり。
今回演奏して下さった立教女学院の岩崎真実子さん、
そしてアシスタントをつとめてくださった油木真砂子さんから、
「この日の出演料を全額義援金のために寄付したい」という
ありがたいお申し出があった。
そこで今回はチャリティコンサートとして、
ご来場くださるみなさまからも広く義援金を募る
チャリティコンサートの形態をとることに。
コンサートに先駆けて、まずはお寺の正オルガニストの伊藤繁氏から
皆様に、3月のコンサートが出来なかった事のお詫びと、
義援金募金のお願いのご挨拶。
岩崎真実子さんと、油木真砂子さん。
この日のプログラムは、お寺という空間を良く考えてくださった
バッハと、日本人の作曲家による作品。
【プログラム】
G線上のアリア 「管弦楽組曲第3番」より J.S.バッハ
ピエス・ドルグ J.S.バッハ
津軽木挽き唄 白鳥 仁(1956-
)
雲中供養菩薩"楽" 溝上日出夫 (1936
-2002)
ホープ 「ヒロシマ~そして終焉から」より 秋吉敏子(
1929 - ) 白鳥仁編曲
オープニングはゆったりと穏やかなG線上のアリアから、
そしてキラキラとしたバッハの名曲、ピエス・ドルグへ。
柔らかい音色のお寺のオルガンも、組み合わせる音、
そして演奏によって、ドイツのバロック時代のオルガンのように
聴こえて来るから不思議。
岩崎先生が勤めていらっしゃる立教女学院には、
アメリカのテーラー&ブーディ社が作った
北ドイツ様式の素晴らしいオルガンがある。
このオルガンを日々弾いていらっしゃるからだろうか、
ピエス・ドルグを聴いていたら、
北ドイツのオルガンの音がぱっと思い出され、
その後に立教女学院の、あの素敵なチャペルに瞬間移動したかのような
不思議な感覚に陥った。

続いて日本の作品で、再び本堂の空気ががらっと変わる。
今回最後に演奏して下さった「ホープ」は、
震災よりも前からプログラムに考えてくださっていたとのことだったが、
まさにいまの日本に住むわたしたちにはぐっとくる、
谷川俊太郎さんの歌詞がついている。
希望それは心 あふれやまぬ人の命
よみがえる草木 朝日とともに
明日へと心は輝く 忘れられぬ日々を
子どもたちの未来のため
心よ飛べ 夢見る世界へ
希望あふれて

オルガン担当になってから1年がたち
今ではすっかり板について
きびきび準備をする北山波さん。
終演後は岩崎先生自らも募金箱を持って立ってくださった。
お坊さんの平井裕善さんもいます!
この方、石川さんとともにこの前の日曜日のテレビに出ていたそうです。
震災当日、帰宅難民に向けて
築地本願寺には
温かい場所、お茶、おにぎり、授乳室などの用意があることを
繰り返しツィッターで呼びかけたのは、このヒトです。
わたしもその呼びかけを当日見つけて、
とても誇らしい気持ちでした。
出演料だけでなく、ご自身のCDも持ってきてくださって
売り上げをすべて義援金にまわしてくださった岩崎先生、素敵すぎます。
本当にありがとうございました。
募金の総額は、
¥146,237
みなさまからいただいた心のこもった大切なお金はすべて、
本願寺派「たすけあい募金」
または現地緊急災害対策本部を通じて、
被災地に届けられます。
どうもありがとうございました。
今日の築地のお昼ごはんは、大勢でわいわい楽しく。
マンガ、聖・お兄さんのはなしで盛り上がりました。
まだ読んでいない方、必見です!
岩崎先生もおすすめ。
あーおなか空いてきた。
この4月から新しくオルガン担当に配属された、
お寺の赤松郁子さん。
よろしくね!
さて、明日5月27日(金)のランチタイムコンサートの演奏は、
カトリック田園調布教会オルガニストの浅尾直子さんです。
2007年に弾きにきてくださっているので、2回目のご出演。
なお今年度より築地本願寺では、仏教讃歌のオルガン編曲を作曲家に委嘱して、
年間数名のオルガニストの方に演奏していただくことになりました。
今回は、その栄えある第1回目。
昨年、三浦はつみさんが演奏して下さった時に
仏教讃歌の素晴らしいオルガン編曲をしてくださった作曲家の坂本日菜さんが、
今回は「きよけきひかり」を手がけてくださいました。
みなさま、一緒に新らしい曲の誕生を楽しみましょう!
明日12:20にお寺でお待ちしています。
【プログラム】
P.ヒンデミット:ソナタ第3番~第1楽章
J.P.スウェーリンク:緑の菩提樹の下で
C.フランク:アンダンティーノ
J.パッヘルベル:チャコーナ ニ長調
J.ラングレー: アラベスク
日高 脩 作曲/坂本日菜 編曲:きよけきひかり
【浅尾直子 さんからのメッセージ】
風薫る、新緑の美しい5月。異国情趣が漂う築地本願寺の外観。
まばゆいばかりの本堂内陣...。
そんなイメージの数々から思い浮かんだいろいろな国や時代の曲を集めてみました。
仏教讃歌の「きよけきひかり」をプログラムに選んでから、
今年は親鸞聖人の750回大遠忌法要にあたることを知りました。
これも何かのご縁と思い、作曲家の坂本日菜さんにこのコンサートのためにオルガン編曲をしていただきました。
清浄〈しょうじょう〉光明〈こうみょう〉ならびなし
遇斯光〈ぐしこう〉のゆえなれば
一切の業繋〈ごうけ〉ものぞこりぬ
畢竟依〈ひっきょうえ〉を帰命〈きみょう〉せよ
きよけきひかりの歌詞となっている、親鸞聖人のこの和讃は、
まさに今の私たちへ語りかけられているようにも思います。
6月17日、なんとか都合がつきそうなのでチケット購入しました。楽しみです。
翌々日は大宮ソニックシティに仙台フィルを聴きに行きます。
アズキ色さま
いつもありがとうございます!仙台フィル、ぜひ応援に行ってください。