2011年8月アーカイブ

            〈2009年夏/アメリカ・グロースター〉
        
あんまり楽しすぎて、
この旅の本来の目的をうっかり忘れてしまいそうだが、
     ボストンに続いてグロースターでも、
スティーブとはつみさんのおかげで
        コンサートに出演させていただくという機会に恵まれた。
わたしは飯塚美奈ちゃんと2人、
かわいらしい白い木造の教会で。

このこんもりとした木もいいでしょ。
Annisquam Village Church
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演奏会を知らせる看板。
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コンサート前にオルガンのあるバルコニーから、こっそり会堂ををのぞいてみる。
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The Jeremy Adams Organ 1986 
2段鍵盤、13ストップ。
リハーサル中にスティーブが撮影してくれた1枚。
なんだかやけに楽しそう。
ロッシーニのセヴィリアの理髪師の序曲を
4手4足の連弾で。
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コンサートの最後にこの曲を弾いたら、お客さん達が大受け、
立ち上がって、口笛まで吹いて大喜びしてくれた。
終演後に下に降りて行ったら、みんな口々に
「バッグス・バニー!イエ〜イ」
なんて言っている。
わたしも演奏後のハイテンションで、
「あははは、イエ〜イ!」と親指をかざして
調子を合わせてみたものの
わけがわからない。
聞いてみると、アメリカで流行っているバッグス・バニーという
アニメの中で、この曲が使われているそうだ。
偶然とはいえ、ラッキー。


オルガンの椅子の後ろにぶら下がっている、
たくさんの鈴たちもオルガン製作者、Jeremyのお手製。
いったいどこから、こんなに大きな鈴をかき集めてきたのか...
牛用?
これを愛ちゃんが教えてくれた19世紀、イタリアの遊園地のような
どんちゃん騒ぎの曲を弾いているときに、美奈ちゃんに盛大に鳴らしてもらった。
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終演後、サイン中の美奈ちゃん。
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制作者のJeremy Adams夫妻。
奥様はこの教会のオルガニスト。
ボストンでのコンサートにも2人で来てくれて、
グロスターまで、車で連れて来て下さった。
その時は、このオルガンの制作者だなんていうことを、
ちっとも口にしなかったので、あとでびっくり。
コンサートの前には2人で長い時間をかけて、丁寧に調律と調整をしてくださった。
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教会から記念にいただいた、素敵なタイル。
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台風が近づいていて、風が強かった6月末の金曜日。
カトリック初台教会のオルガニスト、英貴子(はなぶさたかこ)さんが
弾きに来てくださった。
コンサート開始直前の本堂の様子。
登場する英さんに一斉に注目が。
撮影してくれた上ポンこと上杉さん、ナイスショット!
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宮城県仙台市ご出身の英さん。
あの大きな地震が起こった時は、ご家族の事が
さぞ心配だったことだろう。
「震災で心を痛め、不安な思いをしていらっしゃる
たくさんの方々のために心を込めて演奏します。」
と静かに語ってくださった。
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プログラムはこんなふう。
■ジャン・フランソワ・ダンドリュー (16821738              
             マニフィカト
             ティエルス アン タイユ

■ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(15621621

             緑の菩提樹の木陰で

■ヨハン・セバスチャン・バッハ(16851750

             フーガ ト短調  BWV578

■フェーリクス・メンデルスゾーン・バルトルディ(18091847

             ソナタ第3番 イ長調  作品65

■伊藤完夫         幻想曲「釋尊鑽仰」


フランスでバッハと同時代に活躍したダンドリューの、
 希望の光がパッと差し込んでくるようなマニフィカト、
続いて優しく慈しみ深いティエルス アン タイユの演奏で、
すっかりいい気分に。
最初の曲をお聴きしただけで、
初台教会にあるジュジェ&サンクレール社(カナダ)の
フランス様式のすばらしいオルガンで
日々演奏されているのが、なるほどよくわかる。

英さんは、オルガン工房をお手伝いしていたという
貴重な経験をお持ちで、
ちょっとしたトラブルであれば、ご自分で直してしまうらしい。
ふーむたのもしい!

ところどころで情熱が見え隠れする、
息の長いメンデルスゾーンの演奏も
素敵でした。

英さんのオルガンに向かう姿勢はどこまでも真摯で、
出て来る音にそのまま、その様子が表れている感じがする。

コンサートの数日前、リハーサルに立ち会う為に
本堂に入った瞬間に、
それはそれは温かい音が聞こえて来て、
とても嬉しくなってしまったものだ。
常に楽器と対話をしながら、楽器の声を聞きながら
演奏する事の大切さを、もう一度思い出させてもらった気がする。


復興支援の義援金の協力を呼びかける北山波さんと、
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赤松郁子さん。
有能なオルガン担当の女子お2人。
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そして、もう1名の敏腕オルガン担当、
シャイな平井さんに無理矢理笑顔を作らせた、珍しい1枚。
この笑顔の写真の数日後、平井さんはあきるの別院に異動となった。
これからは、しばらく離れて暮らしていた
小学生になったばかりのかわいい双子ちゃんと、
愛する奥様と晴れて一緒に暮らせる事になったそうだ。

でもね、いまだショックから立ち直れません。
こう見えても、お別れにはめっぽう弱いんです。
いつものスパイシーな冗談が聞けないなんて、
平井さんのいない伝道学事部の事務所は、すっかり寂しくなりました...
「あの素敵なチラシ、一体これから誰が作るのよ。」
と絶望していたら、「パソコンさえあればどこでも仕事できますから」
なんてイカすこと言ってくれちゃって。
今後も変わらずに助けてくれるそうです。
さすが、お坊さんの鏡です。
そう簡単には逃がしませんよ。
風琴会もよろしくね。おほほほ。
IMG_7350.jpg まったく同じ頃、ランチタイムコンサートは用事がないかぎり、
5年近く撮影を続けてくれた福井さんも、
ご自身で新しくお寺を開く事になって、
埼玉の比企郡というところに引っ越して行かれた。
「キジの啼き声で目を覚まし、カエルの大合唱で床につく毎日。
自然豊かな地です。」
と書いたはがきをくださった。
ところで、前から思っていましたが
福井さんの書く文章って、とても老成してません?
「啼く」なんていう言葉、なかなかスラッっと出てこない。

前回、5月のランチタイムコンサートの写真とともに、
こんなメッセージが添えられていた。
このメッセージ欄には、撮影する福井さんの目から見た
ちょっとしたひと言が書かれていて、いつも楽しみだった。
度々ブログにも書かせてもらっていた。
「ランチタイムコンサートはわたしにとって、小島さんと一緒に歩いた時間でもあります。
撮らせてくださってありがとう。そしてこれからもよろしく」
うううっ。泣かせること言ってくれちゃって...。


撮影ばっかりで、探してみるとなかなか福井さんが映っている写真がない!
これは風琴会の時の、貴重な1枚。
わざわざ法衣に着替えて、ものすごく暑い中を汗だくになって3カ所撮影で回ってくれたっけ。
(また泣きそう...)
IMG2418.JPG思えばこのブログを書くように提案してくれたのも、福井さんだったなあ。

アップの写真を探していたら2008年のものを見つけた〜!
右手前が平井さん、そのお隣が福井さんです。
1528_1.jpg大切な仲間と離れるのは寂しくもあるが、
それぞれが行かれた新しい場所とのつながりも出来て行くというものだ。
今後ともよろしくね。
しつこいようですが、簡単には逃がしませんわよ。


で、話を戻して、久々のお寿司。
この海老ちゃんが、とろ〜り美味しかったなあ。
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さて、次回のランチタイムコンサートは、

立教学院オルガニストの崎山裕子さんが演奏して下さいます。

夏休み最後の週末、子ども達もぜひ一緒に、遊びにいらしてください。

8月26日(金)12:20に、築地のお寺でお待ちしています。


【プログラム】

■チューバ・チューン ニ長調                  ラング

■芬陀利華                       川上清吉作詞/山田耕筰作曲

■赤とんぼ                            ボヴェ

■エレジー                        ソールバン=ボール

■見上げてごらん 夜の星を               永六輔作詞/いずみたく作曲

■フィンランディア        シベリウス

【崎山さんからのメッセージ】

大震災を乗り越えて先に進もうとしている、勇気ある方々に贈るプログラムです。希望の光を見出すことがなかなか難しい日々ですが、歌うことは祈ることだ と信じたいと思います。

以前築地のランチタイムコンサートにもご出演くださった、
オルガニストの永見亜矢子さんが中心となって、9月7日(水)に
馬車道のCasa d'angelaでチャリティーコンサートを開催されますのでご案内します。
みなさまお誘い合わせの上、おでかけくださいませ。

東日本大震災復興支援チャリティーコンサート
「鎮魂から希望の光へ」
Casa d'angela(カサ・デ・アンジェラ)
(みなとみらい線馬車道駅6番出口徒歩0分
9月7日(水)19時開演
¥2,500(収益金は、日本赤十字社他を通して被災地へ全額寄付されます。)

詳細はこちら↓から

【永見さんからのメッセージ】

皆様へ

このところ、猛暑がひとまず去り、過ごしやすい毎日ですが、

如何お過ごしでしょうか?

 この3/11に東日本大震災という大惨事が起き、日本全体が震撼しました。

今は復興に向け、着々と日本国民が、立ち向かっています。

女子サッカーのなでしこジャパンのように、粘り強く、一人一人が、自分に出来ることをしていかなくてはいけないと感じています。

この震災後、日本を始め、世界中の音楽家たちが、復興支援に向けて動いています。

フランス・トゥールーズの恩師達も、2週間と経たない内に、日本の為に、コンサートを開催してくれました。励ましのメールやそのコンサートのチラシとプログラムを頂き、大変励まされました。

私も、世界中の音楽家たち、恩師達を見習い、出来ることをしなければ!と強く思っていました。

 普段、Casa d'angelaで、仕事を共にする歌や楽器の有志の音楽家達、フランスでパティシエの修行をした友人二人、他皆様のご協力により、9/7()9時より、馬車道のCasa d'angelaにて、東日本大震災復興支援チャリティーコンサートを開催することとなりました。休憩時間には、B1サロンにて、そのお二人の手作りのフランス菓子、マクロビオティックのお菓子等のチャリティー販売がございます。大変美味しいお菓子です。そちらも、合わせて是非ご協力下さいませ。これらの収益金は、日本赤十字社、他をとして、被災地に、全額寄付されます。

席数が130席と少ない為、早めに、お申込み下さいませ。

是非、皆様お誘い合わせの上、足をお運び下さいませ。

 内容や場所等、詳細は、添付ファイルのチラシをご参照下さいませ。

チケット取り扱い・お問い合わせ

コンセール・ソレイユ

concert-soleil-77@hotmail.co.jp

Tel.080-5899-3671  Fax.045-391-8752(受付時間10:00~19:00) 

また、ブログ、ホームページ、メール等で、皆様にお知らせ頂けましたら、幸いです。

ご自愛下さり、良い夏をお過ごし下さいませ。

永見 亜矢子



〈2009年夏/アメリカ・グロースター〉
グロースターでのある1日、スティーブがわたしたちを
ホエール・ウォッチングのツアーに
連れて行ってくれたときの模様。

こんな港から
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船に乗り込む。
ケープ・アン ホエールウォッチング号。
この一帯をアン岬と呼ぶそうだ。
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海賊が乗っていそうな帆船
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この日のお昼ごはんはスティーブ&はつみさんの大家さん、デボラのお手製。
サンドウィッチがうま〜い。
 チップスをつけてくれたあたりが、いかにもアメリカ気分。
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船上の様子。
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オルガン工房Fisk社のRick。
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昨年冬にめでたく赤ちゃんが生まれた、ルーシーズの飯沼彩ちゃん。
ただいま子育て奮闘中。
女優風の、なんだかずるいナイスショット。
11月のランチタイムコンサートで弾いてくれます。
お楽しみに!
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日光を完全防御。
ところで誰よこれ?
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船のなかでまったり休憩。
右奥から三浦はつみさん、右手前はみなとみらいホールの宮野律子さん。
左奥は飯塚美奈ちゃん。
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さて、本題のクジラ登場。
ここからは私のカメラでは太刀打ちできず、
スティーブのいい望遠レンズがついたカメラの撮影でお楽しみあれ!
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あっ遠くで潮を吹いている!
そこに虹がかかってきれい。
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近づいてきた!
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気持ち良さそうにターン。
でっかい尾ひれ。
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イルカの群れも遊びにきた!
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約4時間(だったっけ?)のコースを楽しんだあとの、満面の笑み。
上の3名、はしゃぎ過ぎ。
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夏休み、満喫中。
〈コンサート情報〉

3日にあるコンサートのために、
愛知県の豊田市に来ています。
初めて降り立った、豊橋駅から名鉄線に乗り換え。
知らない土地はなんだか楽しい。
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今日のお昼は、新幹線のなかでスタミナ満点、崎陽軒の生姜焼き弁当。
シウマイはなしです。
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街のすぐ向こうにはお山が見える。
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ホテルに到着して寝っころがってみた。
夏の午後の空。
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というわけで、夕方からリハーサルに行ってきた。
ぜひ弾いてみたかった、あこがれの楽器は
なんとも美しい音色でした。
例によって写真を撮る余裕などあるはずもなく
音決めに奮闘していました...
明日も一日中楽器と向き合ってきます。


8月3日(水)11時半開演
豊田市コンサートホール 夏休みスペシャル!
子どものためのお昼のパイプオルガンコンサート
比べてみよう!日本のおと・西洋のおと

出演
尺八・加藤 秀和
打楽器・多田 恵子
オルガン・小島 弥寧子

詳しくはホールのHPをご覧下さい。


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「築地本願寺」
パイプオルガンを持つ不思議なお寺。
「柳澤文子の日常会話 」
オルガニスト柳澤文子さんによる日々のブログ
「イタリヤ山小屋日記」
オルガニスト吉田愛さんによる日々のブログ。

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築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。

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