オルガンのこと: 2007年9月アーカイブ

Image055.jpg モデルの「山口小夜子さんを送る夜」が、本堂で行われました。

彼女の友人である照明アーティストの藤本晴美さんが中心となって、
さまざまな分野のプロが集まり、この夜に向けて「小夜子組」が結成されました。
その小夜子組の端っこに仲間入りさせてもらって、オルガンの奏楽を担当しました。

藤本さんが事前に関係者に宛てたメッセージ。
「当日は小夜子ちゃんにふさわしくお洒落して集まり、心穏やかに、微笑んで、私達が大好きだった乙女座の小夜子さんを秋のお月様へ送ります」。


本堂前の階段両脇には、アーティストのCandle JUNEさんが手がけたたくさんのキャンドルでお迎えします。

本堂も藤本さんの魔法のライティングで、いつもと違う顔を見せているのがおわかりでしょうか?
この写真だけ携帯カメラで撮ったので、きれいな画像をお見せできずごめんなさい。

天井からは小夜子さんの写真が5枚
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それから羽衣のような布に、美しく舞う小夜子さんのシルエットの映像が展示されます。
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読経、雅楽の演奏の後はオルガン奏楽の中、静かに参会者による深紅のカーネーションの献花が行われます。

献花を終えても会場を去ることなく、たくさんの方が写真や映像を眺めたり、それぞれに思いを馳せながら佇んでいました。

スクリーンに舞う小夜子さん、カーネーションの紅い色、そしてその場にいらっしゃる方々の思いが混じって、何とも言えぬ不思議な空間でした。

1時間以上にも及んだ献花が終わると、小夜子さんによる詩の朗読が流れます。
最初はささやき声で、次第に力強く。

~目を閉じて こころの目を 開け     
目を閉じて こころの声を 聞け
こころを 空にしろ   
こころのままに 生きろ  
こころのままに 生きろ
水のように 水のように~

ここから再びオルガンの演奏に移ります。
静かに瞑想できるような曲から始めて、それが長い時間をかけて、いつのまにか
「ハッピーバースディ」に変わっていきます。

そう、当日は小夜子さんのお誕生日でもあったのです。

「最後は明るく華やかに送り出せるように。小夜子さんですから」
とは、小夜子さんと一緒にお仕事されてきた、映像作家の生西康典さんからの強い要望です。

曲が終わった瞬間、スクリーンにはたくさんの鳥たちが鳴きながら、羽音をたてながら集まって来ます


ハッピーバースディが終わった直後に鳥が動き出すように、演奏時間はジャスト10分で。
ということでストップウォッチを傍らに置いて、時間を見ながらの
演奏。
緊張感たっぷりです。

鳥たちの中の一羽が飛び立つところが大写しになった映像で、この夜の会は終了です。

鳥の鳴き声、羽音はショウを終えた小夜子さんに送る、晴れやかな拍手のようにも聞こえました。

素敵な素敵な夜のご報告でした。

はじめまして。小島弥寧子です。

築地本願寺で副オルガニストをしています。

小さいころから日記、お小遣帳などのたぐいは続いたためしがなく、
そんなわたしに、はたしてブログなんて書けるのだろうか。

ひとりごとのような取るに足らない文章を、
公衆の面前に出すなんて恥ずかしい...

なんてくよくよくよくよ。

書き出しの一行が浮かばず、
そうこうしているうちに、もう何日も過ぎています。

わりと小心者です。

...が、これもせっかく頂いた『ご縁』と思って、
えい!と書き始めました。

オルガンのこと、日々のことをつれづれに書くつもりでいます。

どうか気楽に、気長にお付き合い下さい。

伊藤繁さん

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築地本願寺の月刊誌、「築地本願寺新報」10月号に記事が掲載されます。
築地本願寺の正オルガニストで武蔵野大学教授の、伊藤繁さんの紹介です。
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伊藤繁さん

パイプオルガンが築地に来たとき、伊藤さんはお披露目演奏会で演奏してくださいました。
築地は観衆のほうを向いて演奏しなくちゃいけないから、あの時は緊張したよって今でもおっしゃいます(笑)。
パイプオルガンの演奏は観衆に背中向けて、という形が多いですからね。

パイプオルガンの音色はホールの大きさや残響の長さで変わります。
だから演奏者が音色を工夫されてるんですね。
このホールだったらこの曲が向いているとか、このパイプオルガンの規模ならこういう演奏がいいだろうとか。
事前に弾いて感じたことと経験とを総合して判断する。
ここが、パイプオルガンの難しさですが、それだけに演奏がうまくいったときの感動は大きいです。

演奏によって雰囲気が本当に変わりますから、そういった点もコンサートの楽しみに加えていただくと味わいが出てきますね。

9月28日(金)

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東京・築地で毎月最終金曜日に開催されているランチタイムコンサート。
次回は9月28日12:20~12:50です。
演奏は永見亜矢子さん。
日仏で活躍され、華麗な演奏には定評があります。
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永見亜矢子さん




演奏曲目
1.N.Bruhns (1665~1697)「Praeludium e-moll」 
  N.ブルーンス作曲 「プレリュード ホ短調」

2.仏教讃歌 九条武子作詞 中山晋平作曲(1887~1952)  「聖夜」

3.北原白秋作詞 山田耕筰作曲(1886~1965) 「からたちの花」

4.V.Bellini (1801~1835)「Vaga luna che inargenti」 
  V.ベルリーニ作曲 「優雅な月よ」

5.D.Buxtehude (1637~1707)「Praeludium C-dur BuxWV 137」  
  D.ブクステフーデ作曲 「プレリュード ハ長調 作品137」




パイプオルガンは録音に入らない高域がありますから、生演奏を聴くに限ります。
ホールには行きにくいというお子様連れの方も、お気軽にお越しください。
一緒に心豊かなひと時を過ごしましょう。


入場無料です。
地図はこちら

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「築地本願寺」
パイプオルガンを持つ不思議なお寺。
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オルガニスト柳澤文子さんによる日々のブログ
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築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。