オルガンのこと: 2008年7月アーカイブ

海の日に赤坂のサントリーホールで、オーケストラの一員として
「小田原少年少女合唱隊45周年記念演奏会」に出演した。
オーケストラは神奈川フィルハーモニー管弦楽団。
指揮は現田茂夫さん。


川口リリアホールで数年前から、
ある看護専門学校の戴帽式の演奏をしている。

オルガンはコンサートだけではなく、こういう式典で使われることもしばしば。

音をきっかけに何かが始まったり終わったり、
オルガンが軸になって式が動いていくので、いつもとは違う神経を使う。

この式は看護学生にとってある意味では、
入学式や卒業式より大切なもののようだ。
客席にはご家族や卒業生もお祝いに来ている。
看護師の卵たちは緊張した表情に見えるが、
身体全部がキラキラと光っているように見える。

そんな人生の大事なシーンに、音の記憶はずっとついてまわるような気がする。
そのことを思いどうか立派な看護師になってね、と願いながら弾く。

学生さんたちによる合唱のリハーサル風景
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これは本番中
演奏台についている鏡をこっそり撮影。
会場は真っ暗。
キャンドルの灯りのみ。
これじゃあなんだかわからない?
ただいま本番中_1696_2.jpg

祝!第30回記念コンサート


2006年1月からはじめた毎月恒例のこのコンサートは、
6月で第30回を迎えました。

これまでほとんど雨知らずのランチタイムコンサート。
今回も梅雨の中、ぴかぴかの晴天です。

そして我々の心配をよそに、いらして下さったお客様はなんと
850人!
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立ち見のお客様、ごめんなさい!
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こんなかわいいお客さんもいますよ。
こどもからお年寄りまで様々な人が集うところ、
それがお寺ならではの良いところ。
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まずは豊原大成輪番のご挨拶から。
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「昔は『しゃもじで耳の穴をかっぽじって聴きなさい
』と言ったものです。
どうぞ皆さん今日はよぉく音楽をお聴きになって下さい」。

ご輪番、しゃ、しゃもじですか?
ものすごく痛いような気が...

続いて我らが正オルガニスト、伊藤繁さんのご挨拶。
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さすが気配りの伊藤先生!
「この日を迎えられたのも、築地本願寺の多くのスタッフの皆さん
のおかげです。
どうぞ皆さん大きな拍手をいただけますでしょうか?」
会場は拍手でいっぱい。
わたしたちも一緒に感謝の気持ちを込めて、拍手。

スタッフ、伝道学事部の神田さん。
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同じく成田さん。
今回完璧なアシスタントをして下さいました。
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伊藤先生は、今回はオルガンのオリジナルではない、
皆さん誰でもよくご存じの曲をテーマに演奏されました。
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オープニング「オペラ座の怪人」が本堂中に響き渡ります。
続いて静かなヘンデルのラルゴ、
終曲の「アニー・ローリー」は途中でグリッサンドも入る、
お洒落なジャズアレンジで。

私は横でアシスタントをしていたのですが、
「アニー・ローリーの最後の数小節は自分でストップを入れられる
から、
あなたはスッと出て裏からまわって、演奏の準備に行っていいから
ね」
やっぱりいつも優しい伊藤先生です。

クライマックスのところでそぉっと演奏台を離れて
のんびり歩いてましたが、
途中で「あれ?もう拍手が起こってるよ。」
......
そこから猛ダッシュ。
久しぶりに本気で走りました。
ホットヨガで体力付けておいて良かったよ。
上着を脱ぎ捨て、裏から正面に回ってあがる息を押さえながら、
皆様にご挨拶です。

私はブログでもお馴染み!横笛の西川浩平さんと一緒に演奏しまし
た。
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帯のところに刀のようにさしてあるのが、4本の横笛。
なんだか決まってますね。
ずるいよ、西川さん。

はじめに横笛ソロを即興で数分吹いてもらいました。
本堂は一気に静まり返ります。
西川さんの笛は、相変わらず一瞬で人を惹きつけます。
身震いがしました。

そこから間髪入れずに、バッハの管弦楽組曲の中から有名なポロネ
ーズを
2人で演奏しました。
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続いてフランス近代の作曲家ヴィエルヌの「子守歌」に、
西川さんが即興で能管を吹いて下さいました。
この能管、歌舞伎ではお化けが出てくる時に使う、
「ひゅるるる~~」というあの怖い音。
あえて不安定に作られたという能管の音が
絶妙なタイミングでところどころにちりばめられて、
異空間に入り込んだよう。

3曲目はオルガンソロで、ドイツバロック時代の作曲家ケルルのバ
ッターリャを。
トランペットのファンファーレや、太鼓の音、
馬の足音などを再現したにぎやかな曲です。
途中で西川さんに水笛を吹いてもらって、鳥のさえずりも聞こえて
きました。
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そして最後に2人でホルストのジュピターを演奏しました。
横笛のジュピターは、どこかノスタルジックな香りがします。

最後は副オルガニスト、山本久美子さんと楽友会(合唱
)の演奏です。

まずは山本さんのソロ、バッハのオルガンコンチェルト・ト長調。
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この曲はダブルペダル、つまり右足で高音部を、
左足で低音部の旋律を弾くという超絶技巧を駆使したもの!
お客さまからは足もとが見えなかったのが、残念です。
軽やかで、キラキラとしたバッハを聴かせて下さいました。

そして、楽友会登場。
みなさんじつに生き生きと嬉しそうに歌っていますね。
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仏教賛歌「芬陀利華」「咲き匂う」を2曲続けて。
ハーモニーがきれいです。
「芬陀利華」この難しい漢字「ふんだりけ」と読むそうです。
作曲者は赤とんぼで知られる山田耕筰。

このコンサートの最後の曲は「千の風になって」。
指揮者の酒井さん
「オルガンの伴奏でこの曲を歌えるなんてそうないですから、
どうぞ皆さんもご一緒に!」

ランチタイムコンサートが始まって、はや2年半。
たくさんの素晴らしいオルガニストの方に弾いて頂いて、
お客様もたくさんいらして下さるようになって、
すこしずつ変化しながら30回を迎えることが出来ました。

毎月続けていくことは大変ですが、
さあこれからもがんばろう、築地本願寺ならではのいいコンサート
を作っていこう、という気持ちになった、うれしいうれしい節目の日でした。

みなさま今後とも築地本願寺ランチタイムコンサートを
応援して下さい!
どうぞよろしくお願いします。

7月、8月、9月のチラシが出来上がりました。
広報企画課の平井さんに超カッコイイ!ものを作ってもらいました。
詳しくはこちら
平井さんは4月には僧侶として声明でランチタイムに出演してくれ
たお坊さんです。
すでにチラシを目にしたあちこちのオルガニストから、
「カッコイイね!今回はデザイナーに頼んだの?」
と大好評です。
ドーナツひとつのお礼で作ってくれました。
ありがとね。平井さん。

それから今回は福井さんが写真を撮りながら、映像も同時に撮って

すてきなダイジェスト版に仕上げてくれました。
感謝です!

なお映像は固定のカメラで撮ったため、残念ながら西川さんの姿が
映っていません。
ごめんなさい。
動画はこちら

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「築地本願寺」
パイプオルガンを持つ不思議なお寺。
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オルガニスト柳澤文子さんによる日々のブログ
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オルガニスト吉田愛さんによる日々のブログ。

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築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。

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