オルガンのこと: 2009年11月アーカイブ

境内のイチョウの葉っぱがほんのり黄色くなり始めた10月末
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ここへは遠方から大勢で観光バスに乗って
お参りに来られる方も珍しくない。
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今回は北イタリアのドロミテ渓谷に暮らす、わが友吉田愛さん
はるばるやってきてくれた。
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プログラムのテーマはずばり!イタリア。
バッハがイタリア様式で書いたコンチェルト・ト長調 
彼女の性格そのものの明るくのびやかで、生き生きとした演奏。
「そうそう、これが愛ちゃんの音楽だった。」
と思わず横でにこにこ顔がほころんでしまう。

続いて甘美な旋律のG.ヴァレーリの「シチリアーナ」、
それからN.モレッティのソナタ第6番「オッフェルトリオのために」は
愛ちゃんお得意のものすごく賑やかで楽しい、これぞイタリア!という曲。
毎回知らない作曲家の楽しい曲を持って帰国してくれるので、
いつものように終演後、この2曲はすかさずそのままコピー譜をいただきました。

最後に弾いたM.ノゼッティの「さくら」による変奏曲は
満員の本堂の皆さんが喜ぶ様子が肌で伝わってきた。

きれいなタッチ。
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しんけんな横顔。
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今月からいよいよランチタイムコンサートのあれこれを一手にまかされた
大内志乃さんも、真剣にメモを取る。
がんばれ!
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コンサートの後は、
愛ちゃんが築地の美味しいお魚を食べないと
イタリアに帰らないなんて脅かすので
こんな海鮮丼を食べることに。
ちなみにイタリアに戻った彼女のPCの待ち受けは
この写真らしい。
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念願のおさかなを一心不乱に食す。
さて、演奏のときとどちらが真剣でしょう?
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大内さんは、いきなり「わたしばくだんにします」
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ん?なになに、そんなもんメニューには
載っていないぞ。ずるい。
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山芋や、ひきわり納豆、オクラなどネバネバしたものと
生卵を混ぜて、いくら、ネギトロ、ウニなどを加え
海苔で巻いて食べる一品。
次回はわたしも絶対食べるう〜。
これからは「築地のばくだん娘」と呼ばせていただきます。
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久しぶりに帰国した愛ちゃんに会いに
本願寺のオルガンの面倒を見て下さっているどらさん
オルガニストの飯沼彩さん、おっ!ここでも文ちゃん発見...などなど
大勢の友達がきてくれてわいわい楽しいランチタイムでした。
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さて、11月のランチタイムコンサートは各地の演奏活動で活躍されて、
また聖徳大学、東京芸術大学で後進の指導にもあたられている
勝山雅世さんが演奏してくださいます。
プログラムと、このコンサートに寄せてうれしい文章を書いて下さったので
そちらもご覧ください。
明日27日(金)12:20に築地本願寺本堂でお会いしましょう!

【プログラム】

仏教讃歌       きよけきひかり

J.S.バッハ                    ソナタⅠ BWV 525

D.ブクステフーデ          パッサカリア ニ短調 BuxWV 161

V.リューベック            プレアンブルム ホ長調

<演奏会に寄せて>

学生の頃、この近くに住んでいた私は、散歩の途中に見つけた
築地本願寺の大きさと荘厳さに圧倒された。
またその中にオルガンがあることを知って更に驚いたことを覚えている。
お寺の中にオルガンがあることが私にとってはとても新鮮だった。
今回初めてそのオルガンで演奏させていただけることをとてもうれしく思う。
勝山 雅世

今日はこのブログでもすっかりおなじみになった、
軽井沢オーベルタンオルガンで
2日間コンサートに出演させていただいた時のおはなし。

コンサートの後はみなさんでビュッフェスタイルのお食事を、
という魅力的な企画が、
秋の軽井沢の輝かしいお天気のなかで行われた。

スケジュールはこんな風だった。

第1日目:夜のドライブで深夜に到着。
第2日目:丸一日ひとりで音を決めたり練習したり。
第3日目:尺八の加藤秀和さん、二胡の玉蘭(ゆいらん)さん、
      そして今回はアシスタントでお手伝いしてくれた
      おなじみ、オルガニストの文(ぶん)ちゃんが到着して
      みんなでリハーサル。
      この日の夜中に京橋のフレンチレストラン、
      カストールの皆さんが到着。
第4日目:初日の公演。
     その後夕方から2日目の共演者、
     築地でも素敵な演奏を聴かせてくださった
     リコーダーの辺保陽一さんとリハーサル。
第5日目:2日目の本番。(夜はみんなで乾杯〜!)

結構ハードです。


大澤家のカレンダーに、わたしの訪問の日を書き込んだ
「み・ネコ」マーク発見。
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翌日猛練習していたら美代子さんのこんな置き手紙が。
ネコに顔も書き込んであるゴージャスバージョン。
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今回二胡という楽器と初めて共演する機会に恵まれた。
中国の音楽大学で勉強した玉蘭さんによると、
あちらの音大では
チャイコフスキーのシンフォニーのようなものを
民族楽器で合奏したりして鍛えられるので、
西洋の楽譜や音楽はすっかり慣れているとのこと。
驚きです。

というわけで今回バッハやフランクの旋律をたった2つの弦しかない
この楽器で弾くという無理難題をお願いしてしまったが、
本当に見事に演奏して下さった。
しかしあの音は、胸をがしっとつかみますね。

ヘビの皮が使われている。
かなりリアルな模様。
ちょっと怖い。
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こちらは尺八がずらり。
曲に合わせていろいろな尺八を持ち変える。
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加藤さんリハーサル中。
オルガンと尺八。
なんだかシュールな図。
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個人的に、このアンサンブルで一番楽しかった、
速い2拍子の賽馬(サイマー)という二胡の為の曲を、
プログラムの最後に全員で演奏した。
馬が一心不乱に走っているような曲で、
どんどん盛り上がって
最後はひひ〜〜〜〜〜〜んと馬そのものに二胡がおののく。
玉蘭さんはかつて先生に「本物の馬の声を聞いて研究してきなさい。」
と言われて、馬事公苑まで見学に行ったそうだ。
「でも馬って鳴かないのよ、そう簡単には。」
確かに...。

この曲の途中には、それぞれのソロをアドリブでやることになった。
加藤さんの強い要望により「馬」にちなんで競馬場のファンファーレを、
オーベルタンオルガンの華やかなトランペット管で弾いたり、
(一番有名だと思われるあのメロディ、
一生懸命you tubeでその音源をさがしたが、
どうやら現在は使われていないようでついに見つけられず...
仕方なくみんなで歌いながら思い出して、どうにか弾いた。)
草競馬のメロディが出てきたり、小フーガト短調や
「わーすれられないのお。あーのひとのことぉ」という昔の歌謡曲
(なんでしたっけ?)やら、与作のメロディやらを次々と切れ目なく。
お客様からは笑いがもれていたが
けっこう難しいことをやっているので私たちは大まじめ。
最後のフィナーレを盛大に弾いた後、
加藤さんが、いつのまにか尺八の裏側にクラッカーを仕込んでいたようで、
パーンと派手に鳴らして、拍手喝采を受けていました。

なんだかこそこそと本番前にやっているなあ、と思ったら。
すっかりやられました。

馬の足音を再現するには鳴りものが必要、ということで
玉蘭さん、お家からいろいろ持参。
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3人とも必死で演奏しているので、
これらを叩く重要な任務をまかされた文ちゃん。
かなりうまい。
パーカッショニストとしてののデビュー作。
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圭三さんからオルガンの説明を受けて興味深々の加藤さん。
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お待ちかね、テラスで朝ごはん。
ちょっと気温が低いけれど、気持ちよい。
本番前のくつろぎタイム。
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カストール製マフィンもあるぞ。
むふふ。秋はやっぱり栗でしょ。
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離れの台所ではカストールのみなさんがお食事の準備中。
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本番直前に自らリード管調律をする大澤夫妻。
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コンサートの始まりは圭三さんと、
カストールの藤野シェフのご挨拶から。
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圭三さんのお兄さんが本番中の様子を写真に収めて下さった。
紋付はかますがたが決まっている加藤さん。
そして美しいチャイナドレス姿の玉蘭さん。
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終演後はテラスにお料理が並んで...
(この左側のとうもろこしのムースが忘れられません。)
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お客様がズラッ。
手際良く取り分けてくれます。
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楽しい模様はまだまだつづく。

ところで今週末、この美味しいお料理を作ってくださった京橋のカストールで、
オルガニストの湯口依子さんによるポジティフオルガンと、
山本英介さんのトランペットのコンサートが行われます。
残席あとわずかです!
詳しくは→こちらのHPから

そして軽井沢大澤邸でも、お2人によるクリスマスコンサートが行われます。
こちらのHPから(ここのHPはなんと文ちゃんが作成しました。)



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「築地本願寺」
パイプオルガンを持つ不思議なお寺。
「柳澤文子の日常会話 」
オルガニスト柳澤文子さんによる日々のブログ
「イタリヤ山小屋日記」
オルガニスト吉田愛さんによる日々のブログ。

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築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。

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