オルガンのこと: 2010年4月アーカイブ

桜が咲き乱れ、春爛漫!のはずが、

冷たい雨続きでお花見には少し早かった3月末。

それでもこの日は雨に見舞われることなく、

たくさんのお客様がいらして下さった。

 

演奏して下さったのは、

クラシックからジャズ、ポピュラー音楽まで、

ジャンルの垣根を越えた幅広い活動をされて、

パイプオルガンのみならずハモンドオルガンまでも

自由に弾きこなしてしまう山口綾規さん。

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今回築地の名カメラマン福井さんが、残念ながら会議のため撮影にこられなかったので、

いつもの一眼レフではなくわたしの小さなデジカメを使って撮ってもらうことに。

というわけでお寺の中は何となく暗く、

さわやかな山口さんの表情をうまくとらえることが叶いませんでした。

ごめんなさい〜。

 

「春」にちなんだプログラムは、こんな風。

スウェーリンク/大公の舞踏会

バッハ/小フーガ ト短調

池辺晋一郎/リチェルカータ

ヴィヴァルディ/「四季」より春

仏教讃歌より/花祭りの歌

 

かわいらしいフルートの音色で生き生きと演奏された、

小フーガト短調がとても印象的だった。

終演後あるお客様が、

「小フーガは10年くらい前にとても辛いことがあったときに、このお寺に訪れて

たまたま聴いた思い出の曲なんです。

いろんなことを思い出してしばらく立ち上がれませんでした。

またこの場所で聴くことが出来て本当に良かったです。」

と涙ぐみながら話してくださった。

音楽によってその時の感情や景色、空気の感じなんかが一瞬にして

よみがえるということがわたしにもよくある。

 

こんな風に音楽と記憶が直接結びついていることに、

時々はっとさせられる。

 

続いて池辺晋一郎さんのリチェルカータが始まると、

本堂が神秘的なムードに一変。

曲中インドを思わせる音階やリズムがでてきたりして、

「東洋的な雰囲気がお寺にぴったりだと思って。」

と山口さんはこの曲を選んで下さった。 

余談ですが、作曲家の池辺さんは、正オルガニストの 伊藤繁さんと

中学の先輩後輩だそうです。

そのことを伺った時のお話はこちらに。


ヴィヴァルディの春は、

わたしも連弾でご一緒させていただいた。

山口さんがオーケストラの譜面から

オルガンデュオ用にアレンジしてくださった。

 

オルガンはピアノより鍵盤の数が少ないので、

連弾をするときに、足や手がかなりぶつかってしまう。

「お互いぶつかっても、気にしないでいちいち謝らないでやろうね。」

と決めて、つかみ合いのけんかになることもなく(笑)

春の軽やかな室内楽を楽しく演奏した。

 

連弾の様子。

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あらら、こちらからはもっとたくさんの人が。
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この日はテレビ朝日の取材も入っていた。
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久しぶりに行われた終演後のオルガン説明会は
黒山の人だかり。
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お客様から

「オルガンを聞くには本堂のどの辺りに座るのが一番いいですか?」

という質問を受けた。

ここのオルガンは、パイプケースが左右に分かれて建っているので、

できるだけ真ん中の、本堂の前の方に座るのがおすすめです!

みなさま明日はぜひお試しあれ。


終わったあとのお楽しみ。

築地のばくだん娘こと大内さん、

今日もばくだん丼を前に嬉しそう。

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わたしもやっとありつけた念願のばくだん
今日はどんぶりで。
うふふふ。
ねばねばはお肌にもよろしくってよ。
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今回のカメラマン、三戸さんになにか記事になりそうな

オモシロネタを撮ってください〜!と言ったら

あれこれ探してくれました。

厳選の2枚はこちら。

どこから撮ったんだろう。

境内が一望できます。

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丸いお屋根。
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さて、4月の演奏者は今月の演奏者はこのブログで大人気?!

猫のフィガロとマーヤの飼い主でもおなじみ、佐藤礼子さんと、            バリトンの萩原潤さんです。

ご夫婦で息のピッタリあった演奏をお楽しみください。

明日4月30日(金)12:20より築地本願寺本堂で
お会いしましょう。

【プログラム】
❖佛教讃歌「恩徳讃」
❖G.F.ヘンデル(1685‐1759) 「樹木の陰で(オンブラ・マイ・フ)」

(オペラ「セルセ」HWV40より)

❧J.S.バッハ (1685-1750) コンチェルト ト長調 BWV592

❖J.S.バッハ (1685-1750) 「まどろみなさい、疲れた眼よ」

(カンタータ第82番「我は満ち足れり」より)

❧作者不詳 うぐいす

❖W.A.モーツァルト (1756-1791) 「鳥刺しの歌」(オペラ「魔笛」K620より)

❖印はオルガン+バリトン ❧印はオルガンソロ


【佐藤礼子さんよりひとこと】
今月のランチタイムコンサートはオルガンとバリトンの演奏でお楽しみ下さい。
同じ年にドイツで生まれながら全く違う人生を歩んだヘンデルとバッハ。
『神童』と呼ばれその余りある才能を生涯発揮しつづけたモーツァルト。
この3人の作品に加え美しい声を奏でる『うぐいす』も登場します。
連休谷間の金曜日。
どうぞ静かな御本堂の中で音楽とともに安らぐひとときをお過ごし下さい。」
お寺には四季折々、様々な儀式や行事がある。
よくどんな場面でオルガンが弾かれるの?と皆さんに聞かれるので、
すこしずつご紹介します。

本堂内は見渡すかぎりの女子高生。
圧巻です。
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これは11月に毎年行われる、学生報恩講のもよう。
報恩講のご説明は、以前のブログ こちら をどうぞ。

毎年のことながら、年頃の女子学生でいっぱいの本堂、
熱気と若さのエネルギーが溢れている。


キリスト教のミサの中で、僧侶と会衆が交互に
聖書の文句を唱える場面があるが、
仏教にも同じようなものがある。

三帰依文というインドの古い言葉に節を付けたものを、
先に歌う人、後に続く会衆という風に交互に歌う。
「ブッダン サラナン ガッチャーミ」という
呪文のような、でもなんとも美しいひびきの言葉が並ぶ。
お寺で歌ううたのなかでは、一番好きかもしれない。


事前に打ち合わせしながら、オルガンにあわせて練習してみる
担当のお坊さん、猪原さんと先唱の大役を任された代表の学生たち。
和気あいあいと楽しそう。
大学では教職課程を履修していた猪原さん、
すっかり先生っぽいぞ。
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法要が始まると、本堂は一気に静まり返る。
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内陣の扉を開ける「開扉」、「献灯、献花」などに
あわせてオルガンの音色が響く。
儀式が音楽によって進んでいく様は、
とてもここちよい。
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年末、新年の一大行事、除夜会、元旦会の模様は
写真が満載なので次の機会に!

続いて新年明けた築地本願寺成人式。
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こちらの参加者は、先ほどの女子校の卒業生が大半を占める。
晴れやかに着飾った女の子達が続々と集まってきた。
一気に華やかなお祝いムードの高まる本堂。
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式のなかで「音楽礼拝(らいはい)」を行うというすてきな場面があって、
力強い助っ人として駆けつけてくださった、
築地本願寺の合唱団、楽友会のみなさん。
ただいまスタンバイ中。
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式典に続いてお釈迦様の弟子になることを誓う、
おかみそり(帰敬式)の儀式。
キリスト教でいうと洗礼式にあたるものでしょうか?

本堂内のすべての照明を落として、ろうそくの明かりだけの中で
ひとりひとりの頭に、カミソリを当てられる(まねだけで、実際には剃りません)
新門様。
もの音ひとつしない、ピンと張りつめた空気の中で
儀式は厳かに進んでいく。
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最後におまけ。
この日いただいたお弁当。
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築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。

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