リープルホフから徒歩2分のところに、













チェンバリスト・オルガニストの
クリストファー・ステンブリッジ氏の山荘がある。
この旅を決めたころ、
北欧に住むともだちが、この山荘のあたりにしばらく滞在して
イタリアのオルガン音楽を彼と勉強してみない?と誘ってくれた。
しかしそのともだちが直前に行けなくなってしまい、
全く彼とは面識のない私が、ひとりで行くことになった。
かなりおそるおそる...
ドイツのシュトゥットガルトから半日かけて
電車を乗りついでたどりついたここは、楽器の宝庫だった。
オルガンその1(ドイツ・アウグスブルグ製)

オルガンその2
イギリスから運ばれてきた、かなりの年代物
...というかぼろぼろのこの楽器は、
パイプの部分がむき出しのため布で覆われている。

布の向こうはこんな風に古いパイプがずらっ。
これが柔らかかくて、かつ深い、味わいのある音がする。

またこの鍵盤がなんとも良い手触りで、いつまでも弾いていたくなる。
指が吸い付くようで気持ちがいい。
結局一週間この楽器ばかり弾いていた気がする。

ストップ。引っ張ったら抜けやしないかと、どきどき。

チェンバロ

これも

こちらは調律中

所狭しと(無造作とも言えないでもない)
おっこれは分割鍵盤だ。

こちらも分割鍵盤。
わたしたちが普段弾いているピアノやオルガンは、
「ドの♯」と「レの♭」を同じ鍵盤で弾くように出来ているが
(これを異名同音と言います。)
この楽器では、♯が手前の黒鍵を、♭が奥の黒鍵を弾く(...だっけ?)ように
黒鍵の部分が2つに別れている。
これはミーントーンという古い調律法を用いた楽器のための、特別に考えられた鍵盤。
半日かけて練習してみたけど、かなりややこしい。
ノイローゼになりかけてマスターするにはほど遠いところで断念。

これはピアノの前身、
ピアノフォルテという楽器。
この楽器もよかったなあ。

クリストファーは、フレスコバルディなどイタリアの古い音楽の研究者として、
楽譜の出版にも力を入れているので、
ここは貴重な文献、資料、楽譜の宝庫でもある。


そして窓の外は、ものすごく
のどかな風景。
なんだかとんでもないところに
来ちゃったなぁ。





















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