旅: 2010年1月アーカイブ

リープルホフから徒歩2分のところに、
チェンバリスト・オルガニストの
クリストファー・ステンブリッジ氏の山荘がある。

この旅を決めたころ、
北欧に住むともだちが、この山荘のあたりにしばらく滞在して
イタリアのオルガン音楽を彼と勉強してみない?と誘ってくれた。
しかしそのともだちが直前に行けなくなってしまい、
全く彼とは面識のない私が、ひとりで行くことになった。

かなりおそるおそる...

ドイツのシュトゥットガルトから半日かけて
電車を乗りついでたどりついたここは、楽器の宝庫だった。

オルガンその1(ドイツ・アウグスブルグ製)
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オルガンその2
イギリスから運ばれてきた、かなりの年代物
...というかぼろぼろのこの楽器は、
パイプの部分がむき出しのため布で覆われている。
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布の向こうはこんな風に古いパイプがずらっ。
これが柔らかかくて、かつ深い、味わいのある音がする。
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またこの鍵盤がなんとも良い手触りで、いつまでも弾いていたくなる。
指が吸い付くようで気持ちがいい。
結局一週間この楽器ばかり弾いていた気がする。
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ストップ。引っ張ったら抜けやしないかと、どきどき。
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チェンバロ
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これも
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こちらは調律中
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所狭しと(無造作とも言えないでもない)

おっこれは分割鍵盤だ。
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こちらも分割鍵盤。
わたしたちが普段弾いているピアノやオルガンは、
「ドの♯」と「レの♭」を同じ鍵盤で弾くように出来ているが
(これを異名同音と言います。)
この楽器では、♯が手前の黒鍵を、♭が奥の黒鍵を弾く(...だっけ?)ように
黒鍵の部分が2つに別れている。
これはミーントーンという古い調律法を用いた楽器のための、特別に考えられた鍵盤。
半日かけて練習してみたけど、かなりややこしい。
ノイローゼになりかけてマスターするにはほど遠いところで断念。
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これはピアノの前身、
ピアノフォルテという楽器。
この楽器もよかったなあ。
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クリストファーは、フレスコバルディなどイタリアの古い音楽の研究者として、
楽譜の出版にも力を入れているので、
ここは貴重な文献、資料、楽譜の宝庫でもある。
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そして窓の外は、ものすごく
のどかな風景。
なんだかとんでもないところに
来ちゃったなぁ。
電車を乗り継いで、到着したのがここ。
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オーストリアとイタリアが複雑に入り組んでいるこの辺りに入ると、
どの駅もイタリア語とドイツ語2つの駅名が併記されている。
というわけで、この駅はイタリア語ではヴィピテーノ、
ドイツ語ではステルツィンク。
...で、ここはどっちの国かというと、イタリア。

かつてオーストリアだったこの辺りは、第一次大戦で領土を奪われ、
ある日を境にイタリア領に。
そのためドイツ語を話すことを一斉に禁止されたりした、
という歴史があるかららしい。


ここからタクシーで5分ほど、ヴィーセンという村に向かう。
ヴィーセンはふたたびオーストリア。
ああ、ややこしい...

すぐそこは山!
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これから一週間滞在する宿はここ、リープルホフ。
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ドイツ語でzimmer イタリア語でcamereという表記があるが
どちらも「部屋」と言う意味。
普通の民家や農家を営む家主が、旅行者のために
部屋を貸してくれるところ。
日本語でいうと民宿というかんじかな?
ホテルよりずっと気軽で低価格。

牛さん達がお出迎え。
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うまれて2週間目だって!
...はて、わたし農業実習にきたんだっけ?
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リープルホフの外観。
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こんなに広い気持ちのよいお部屋。
さてどのベッドに寝ようか。
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早速荷物を出して、
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ごちゃごちゃ並べると
我が家のような気持ちになって
すっかり落ち着く。










                                         
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こんなあさごはんまで付いて、
一泊たったの25ユーロですぞ!
ん?このセリフ、前回の
スペインの時も使ったなあ。
ヨーロッパ貧乏旅行ばんざい!

新年、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします!

引き続き2009年春の旅の模様を続けます。
シュトゥットガルトからミュンヘンを抜けてオーストリアへ。

こんなのどかな景色が続く。
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だんだん山深くなってきたぞ。
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インスブルックに到着。
ここで乗り継ぎのため一休み。
すぐそこは雪山。
駅にはスキーを担いだ人がたくさん。
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なんともカラフルなバス。
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オーストリアのコーヒーのお味はいかがかしら?
なんだかオサレなセットでしょ?
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ちょっぴりおなかが空いたので、スープもつけちゃう。
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ここからローカル線で、ブレンナー峠を超えて
イタリアに入る。
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築地本願寺で副オルガニストをしています。それからあちこちでオルガンを弾いてい ます。 どういうわけかお寺でオルガンを弾くことになって、こうしてblogを書くことにもなっ て、そのことに自分でもびっくり。その日々の小さいびっくりを拾い集めて書いてい けたらいいな、と思っています。 これまで文章を書いたことも、写真を撮ったこともありませんが、習うより慣れろ、 ということで少しずつ。 たかがblogといえど、書いた文章は読めば読むほど何度でも直したくなります。 毎回なかなか送信ボタンが押せない、自分のもとから手放せないで苦しみます。 ある演奏家が『話したり書いたりすることも表現活動の一環』と話すのを聞いて、な るほど、と思うこのごろです。 好きなこと、もの:無類の猫好きです。ホットヨガ。最近ではホットフラも始めました。 気持ちがいいです。旅。散歩。車の運転も好き。文房具やさん。商店街。海外のスー パーマーケット。長風呂。家のベランダ。先日ダーツデビューをしてかなりおもしろ かったので、またやりたいなぁと。おいしいものを好きな人達と楽しくわいわい食べ ること。時々作ること。

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