ぶら下がり機

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 自坊の私の部屋のすぐ外の板の間に、ぶら下がり機が置いてあります。これは、父が二度目の本願寺派総長に選出された昭和52年5月に、お祝いのしるしにプレゼントした物です。総長室の一隅か、それともどこか近くに置いて、時間があるとき、たとえ数秒間でもぶら下がって、筋肉をほぐし、血行をよくして、健康を保ってほしいとの私の願いをこめたものでした。

 父が私の願いを実行してくれたかどうかは、結局たずねる機会を逸してしまいましたが、以後、昭和60年12月の引退まで8年半、持病の痔疾手術のための入院以外には大した病気もせずに、無事お勤めをしてくれました。

 やがて任務を終えて、ぶら下がり機も自坊に帰り、去る大震災にも形をとどめ、それを私が、毎日一回程度、それも10秒間ほど使用していました。

 それが先日、約10日ぶりで、勤務地の東京から帰って、久しぶりにぶら下がってみて、何と体が固く曲っていたのだなと気がつきました。バリバリと音がするのではないかと思ったほどで、以前なら難無く床に着いた足先が、なかなか着かなかったのです。

 築地の役宅にぶら下がり機も如何かと思いますので、それに代わる方法でストレッチ、健康を保ちたいと思っています。

 みなさんも、どうか、この曲げ、伸しなど基本的な運動で、お元気にお過ごしください。

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