「菊」については以下、推測ですが、申し上げます。
「菊」は皇室の紋所。したがって紋としては最高位です。これ以上はない「菊」を御本尊阿弥陀如来の輪灯のデザインにも依用したのではないでしょうか。
話しは外れますが、昔から灯台というものがあります。海辺のあれではなく、建物の中に用いるものです。
早くも奈良時代には、棒か竹の類を三本、一個所を紐で結び、脚を展げて安立させ、上部の竹(棒)のあいだに皿を置き、そこに種油を入れ、灯芯で灯明をつくる道具が作られていました。これが結び灯台です。

結び灯台(筆者画)
その後、油皿を支える部分には小さな台を作り、下は一本のやや太い(直径4~5センチ?)長さ2~3尺のあるいは4~5尺の棒材(竿)で支え、その棒材の下端を安定のための半球型の重しの材に押し込む型式が出来上がりました。
但し、下の重しの大の形が様々であったようですが、宮中で用いる灯台は、その「重し」も、油皿を受ける台も竿も、共に「菊」のデザインが用いられ、これを菊灯台あるいは菊灯と呼ぶようになりました。
現在、真宗の寺院で使用されている灯台は、すべて「菊灯台」だと言えるのではないでしょうか。

菊灯台(筆者画)
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