古本(1)

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 一昨年の夏だったでしょうか。ご本山のご用
が、たまたま早く済んだので、折しも京都市内
の岡崎で開かれていた、明治-大正-昭和に
かけての日本画の大家、横山大観画伯の絵の
展覧会を見に行きました。

 以前から好きだった、2~3歳の童女を画いた
「無心」や、長さ40メートルに及ぶ、雨水→
谷川→大川→大海→雲となって天へという水の
生涯を画いた絵巻物「生々流転」などに見と
れながら、思いがけぬ楽しい一刻を過ごしま
した。

 ところが、その帰り道、もう一つの「生々
流転」に出くわしたのです。


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