| | コメント(0) | トラックバック(0)
 腰痛を診てもらうために病院へいった時のことです。その日は小雨が降っていました。
 整形外科外来患者専用の待合室の他に、4~5室並んだ診察室の前の幅2メートル余りの廊下の片側に長椅子が連なり、順番待ちの患者や付添いの人たちが2~30人、坐っています。その前を看護婦さん、事務員、作業員、杖をついた人、車椅子の人、よたよたと足もとのおぼつかな気な人・・・その他が絶え間なく通り過ぎて行きます。
 ところが、私の座っている場所から4~5メートル離れたところで、どうも通り過ぎて行く人びとの様子がおかしい。何故だろうと思って、よく見ると、膝の上に2~3才ぐらいの子供を抱いた若い母親らしい人の前の床に、その人の持物らしい雨傘が1本、廊下と直角の方向、丁度、通行の邪魔をするような形で、ころがっているのです。通行の人びとの様子が変だったのは、この傘のせいだったのです。
 見るに見かねたので、身体をのり出し、傘を指さして「危ないですよ」と声をかけると、何と、抱いている子供を膝から降して、傘を拾わせた。件の女性は、こちらに会釈一つしません。傘が転がっていることにその時はじめて気がついたらしい様子でもない。通路の邪魔をしているのも解っていたのではないか。ただ、拾い上げるのが邪魔くさいから放置していたとしか思えません。
fox031.jpg
 自分さえよければ他人の迷惑は一切顧みない、その公徳心の欠如、その無礼!!
 ああ、こんな母親に育てられる子供は、一体、どんな人間に成長してゆくのか。また、こんな人が多くなったら(事実、だんだんふえてきているようですが)世の中は将来、どうなるのだろうかと、腰のことも忘れて暗澹たる思いでした。
                                                                            合掌

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧:

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://bouz-collection.sakura.ne.jp/MT/mt-tb.cgi/566

コメントする