ボールペン

| | コメント(0) | トラックバック(0)
駅前の「ヒャッキン」(百円ショップ)にふらりと入ったら、文房具コーナーに、四色ボールペン二本百円というのがあり、二組買ってきました。
 
帰宅して早速、書き味、使い心地を試してみると、既製の四色ボールペンに遜色を感じません。
 そしてふと包装紙の裏側を見ると、発売元は日本の某社なのですが、一番下に小さく、Made in India(インド製)と印刷されているのに驚きました。
 御存知のようにインドは長い間、貧富の差の著るしい国として知られていました。昔、あるマハーラージャ(藩王国の王様)がアメリカで百貨店に行って、何 もかもが珍しく、商品を全部買いたいと言ったというような、エピソードが伝えられる半面、今でも旅をすると、都市・田舎を問わず、極貧の風景を各所で目に します。そして日本人旅行客だと見ると、特に子供(十歳前後が多い)たちが、10人、20人と集まってきて手をさし出し、「ペーン!」「ボールペン!」 「ライター!」と口ぐちにねだる。これはインド旅行経験者なら誰しも体験されているところです。四~五〇年前は、空港税関の荷物検査官ですら、似たりよっ たりでした。だから、ほんの近年まで、インド旅行者のショルダーバッグには、安物のボールペン(一色でよい)や使い捨てライターが幾つか入っていた筈で す。
 ところが今や、そのインドから、ボールペンが日本に輸出されている、まさに時代は変わりつつある。

 またインドは近年、その自然科学分野での経力や発展が、しばしば報じられています。 たとえば二桁の九九、あるいはIT産業の目覚ましい発達。日本の会社でもインド人の知能を輸入しているところがあるそうです。
 しかしインド人の素晴らしい能力は、何も今に始まったことではありません。
 遠く二五〇〇年前に出現された釈尊(おしゃかさま)をはじめ、それに以前の宗教文化、以後の宗教、芸術の諸分野などは、今も私たちを圧倒します。
 ではそのような国が何故、極貧の国になったのか。それは一七世紀初頭にはじまるオランダ、フランス、特にイギリスなど西欧列強の侵略と搾取。そしてそれ を助長したインド国内の数百にも分裂していた藩王国という政治的情況だったことは御存知のことと思います。彼等侵略者は「しようと思えば何でも出来た」と 聞いたことがあります。
 それによって近代化が遅れ、学校教育が貧弱で、つい四~五〇年前まで国民の識字率は二〇~三〇パーセントでした。
 そんなインドから、特に都市部を中心に、今や急速に脱皮しつつある。ほんの数十年前、リキンア(人力車)が幅をきかせていた大都会での自動車による交通 渋滞は物凄い所があります。最近、21万円の小型自動車が発売されたというTVニュースも見ました。中国よりもインドの未来の方に期待がもてるという人さ えいます。
 要は、みんな仲良く、まじめに働くことです。家族でも、国家でも、どんな組織でも同じことが言えるのではないでしょうか。特に内輪でもめていると、外からつけ込まれます。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: ボールペン

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://bouz-collection.sakura.ne.jp/MT/mt-tb.cgi/602

コメントする