遊ぶ春日は

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 夕刻近く、宿舎で原稿執筆などしていると、職員の子供たちの遊ぶ声が聞えてきます。
 先日、試みに、幼いころ作って遊んだ紙ヒコーキを3つ4つ折って、2階のベランダから手を離したら、彼等の方へ飛んで行き、彼等はキャッキャッと言いながら追っかけてくれました。
 これに味をしめて、数日後、今度は片翼にブタやカメやトリや、坊や、嬢ちゃんなどの顔や姿を赤いサインペンで画いて飛ばしたら、前回以上の反響です。しかし楽しさは、それを眺めている私の方が大きかったかも知れません。
 良寬和尚でしたか、
  "子供らと 手まりつきつつ この里に 遊ぶ春日は 暮れずともよし"
 私も毎日、良寬さんの心境になりたいと思うのですが、現実は厳しい。なかなか時間が無く、それっきりになっています。しかし、またそのうちにと思っています。
 但し、上の一首は、小学校高学年か中学校1、2年生ぐらいの時の国語の教科書に出ていたと記憶していたのですが、念のために調べてもらったら、
  "この里の 宮の木下(こした)に 子どもらと あそぶ 春日は 暮れずともよし"
  "霞立つ 長き春日を 子どもらと 手まりつきつつ 今日もくらしつ"
の2首の私なりの合糅らしいのです。
 60年以上もの間、間違ったまま憶えていたのだと、この度も恥ずかしい思いがしました。

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