年齢のせいか、近頃、夜11時~12時ごろに就寝すると、必ず午前1時か2時ごろに目が開きます。そこで就眠のための錠剤を半粒ほど服用して再び寝ると、次は4時か4時半ごろに目が醒めます。自坊の場合は午前7時に起床すれば朝の勤行に間に合うので、飲めない養命酒をちょっぴり飲んだり、錠剤の残りを噛ったりして、もう一度眠ることが多いのですが、6時すぎには起床しなければならない別院では、そのまま起きて読書や考え事、或いは書き物をするのが日常です。不足気味の睡眠は仕事の合い間や移動中の車中で補うように心がけています。
そんな中で、最近、さる御婦人からお聞きした話を思い出しました。
「若いころは夫のために、夫が喜んでくれるようにと思って、いろいろ身の周囲を世話しました。しかし結婚生活が長くなると、年とともに、そんな気持はだんだん淡くなってきます。60才台になると、寝室も別だし、お互いに他人同士が同居している感じ。そのくせ夫の仕事は、遠慮無く私に押しつけてくる。私がちょっと外出しようと思うと、留守の間のこと、あれこれ気を遣い、食事なども、なるべく準備しておかねばなりませんし...全く間尺に合いません...」
傍の御婦人も合槌を打っておられる。どうやら、似たような家庭、ご夫婦が、あちこちにおられるようですね。
そんな中で、最近、さる御婦人からお聞きした話を思い出しました。
「若いころは夫のために、夫が喜んでくれるようにと思って、いろいろ身の周囲を世話しました。しかし結婚生活が長くなると、年とともに、そんな気持はだんだん淡くなってきます。60才台になると、寝室も別だし、お互いに他人同士が同居している感じ。そのくせ夫の仕事は、遠慮無く私に押しつけてくる。私がちょっと外出しようと思うと、留守の間のこと、あれこれ気を遣い、食事なども、なるべく準備しておかねばなりませんし...全く間尺に合いません...」
傍の御婦人も合槌を打っておられる。どうやら、似たような家庭、ご夫婦が、あちこちにおられるようですね。
いや、"給料は銀行振込みで、むしろ小遣いを奥さんからもらう男性が多いということだし、亭主は会社で500円の弁当、奥さんはお友達とホテルで
5000円のランチ、なんて話もよく聞きますよ。いつか、あるシティーホテルに泊っていて、昼食時にレストランに入ったら、4~50人の満席で、男性は私
1人でした。"などど逆襲してみたものの、やはり夫婦は若い間のほうが愛情豊かなのでしょうか。
私など震災で、それ以前から20年間、持病もあった妻に死なれて、老後の夫婦のことは経験が無いのですが、62才で死ぬまで30数年間、諸般、若い頃と余り変っていなかったように思うのですが、これはやはり仏さまのお蔭でしょうか。
それにしても、こんな記憶があります。
学生時代のある日、夕方近く、下校時だったと思いますが、京都の市電(市内の大通りを緩走する路面電車)で吊革をもって立っていました。
丁度、電車が市内最大の繁華街、河原町通を走っている時、何気なく目に入ったのが、どんな所用があったのかわかりませんが、上品な白髪の老夫婦らしい一 組が東側の歩道をいたわり合うようにしながら歩いておられる姿でした。ほとんどが若者で雑踏している中、それは、まさに群鶏(いや群雀かな)の中の双鶴と いった感じです。老夫婦って、いいものだなと思いました。
あれから早くも60年、世は長寿社会になり、老夫婦のアベックも多くなりましたが、私にはあの時のお二人の姿が忘れられません。
実際、長寿社会でも、特に御夫婦が元気でお揃いの御家庭は、お幸せな筈です。
そう言えば8月7日朝、有名だった某美人女優(亡妻と同年)が遺体で発見されたが、死後2週間ほど経っていた筈だと報道されていました。
独居、孤独老人でないことを喜び、お互いに下僕、端女になった心算で暮したら、更に幸福度が上昇するかも知れませんね。
それと、掌を合わす(仏さまに向ってだけでなく、心の中でお互いに)ことを、お忘れなく。
私など震災で、それ以前から20年間、持病もあった妻に死なれて、老後の夫婦のことは経験が無いのですが、62才で死ぬまで30数年間、諸般、若い頃と余り変っていなかったように思うのですが、これはやはり仏さまのお蔭でしょうか。
それにしても、こんな記憶があります。
学生時代のある日、夕方近く、下校時だったと思いますが、京都の市電(市内の大通りを緩走する路面電車)で吊革をもって立っていました。
丁度、電車が市内最大の繁華街、河原町通を走っている時、何気なく目に入ったのが、どんな所用があったのかわかりませんが、上品な白髪の老夫婦らしい一 組が東側の歩道をいたわり合うようにしながら歩いておられる姿でした。ほとんどが若者で雑踏している中、それは、まさに群鶏(いや群雀かな)の中の双鶴と いった感じです。老夫婦って、いいものだなと思いました。
あれから早くも60年、世は長寿社会になり、老夫婦のアベックも多くなりましたが、私にはあの時のお二人の姿が忘れられません。
実際、長寿社会でも、特に御夫婦が元気でお揃いの御家庭は、お幸せな筈です。
そう言えば8月7日朝、有名だった某美人女優(亡妻と同年)が遺体で発見されたが、死後2週間ほど経っていた筈だと報道されていました。
独居、孤独老人でないことを喜び、お互いに下僕、端女になった心算で暮したら、更に幸福度が上昇するかも知れませんね。
それと、掌を合わす(仏さまに向ってだけでなく、心の中でお互いに)ことを、お忘れなく。
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