本山での会議で数日、ホテルに宿泊中のことです。
夜、帰って来て、就寝前の入浴をと思い、タブの蛇口をひねりました。
お湯がたまるのを居間で待つ間に、ふと原稿のことが気になり、シャープペンシルを走らせていて、はっと気がつきました。タブのお湯のことです。
以前、何かで読んだことがあります。
ホテルの居室で浴室のタブの蛇口を閉め忘れたために浴室に水が溢れただけでなく、下の部屋へまで漏り、弁償のために〇十万円とかを払った人がいる、と。
「私も?」と、あわてて浴室にとびこみましたが、お湯はタブの縁の下、数センチの所まで達しているものの、丁度その高さに着けられている排水口から、ざあざあ音を立てて流れ出ています。これはタブの蛇口から流れ出る湯量の最大と排水口の排水能力とが、きちんと計算の上で万事が装置されているからでしょう。「やれやれ」。まことに「計算さま、ありがとう」でした。
計算
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