気遣い

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 買物に行って、"壁に懸っているあの品を"と言いましたら、店長が"色違いがありますから"と言って、中堅クラスの店員が、倉庫に取りに行きました。
 待っている間、店内の書棚の雑誌を手にとったりしていたのですが、店長は何度も、「どうぞお椅子に」と気を遣ってくれます。
 しばらくして数点もって来てくれたのですが、結局、最初の一点が気に入り(おばあさんに差上げるので、赤味を帯びたものの方が良かろうと考え)それを買うことにしました。 さて、包装という段階になって、件の店員は倉庫から持って来た数品を、まず元の箱に納めます。そして、納め終ってから、やっと私の品物の包装です。
 折角の店長の気遣いも、店員のこの応接でぶち毀しです。
 それにしても、店長が気の毒なのか、指導、監督不充分なのか、何れにしても他人事ではないと思いました。

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